外壁塗装前に要チェック!ハウスメーカーの価格は本当に高い?その真相を明らかにします 2024.08.19 目次1 ハウスメーカーの外壁塗装費用が高い理由1.1 1.塗装業者の手続きを代行する仕組み1.2 2.広告費用の負担1.3 3.下請け業者への発注手数料(中間マージン)2 外壁塗装の一般的な価格帯2.1 30坪の家でシリコン塗料を使用した場合の相場2.2 人件費を含めた具体的な費用の計算2.3 ハウスメーカーへの依頼で倍額になることも3 ハウスメーカー以外の選択肢とその注意点3.1 訪問販売業者に注意が必要な理由3.2 ホームセンターや家電量販店の外壁塗装も同様の構造3.3 安すぎる見積もりのリスク4 良い塗装業者を選ぶポイント4.1 外壁塗装専門店を選ぶ4.2 相場を知って相見積もりを取る重要性4.3 業者の実績や口コミをチェックする5 まとめ 外壁塗装工事はどこに依頼しますか?最初に思いつくのはお家を建てたハウスメーカーではないでしょうか。お家のメンテナンスは建てたところに依頼するのが当然だと思っている方も多いと思います。ですが、外壁塗装はどこに依頼しても構いませんし、建てた会社に依頼するのがいい訳でもありません。 実は、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すると、費用がかさむ割にメリットは少ないのです。というのも、ハウスメーカー自身が外壁塗装を行うわけではなく、実際の施工は下請けの工事会社が担当します。そのため、ハウスメーカーの利益や仲介手数料が加算され、余分な費用を支払うことになるのです。この記事では、ハウスメーカーで外壁塗装をするとなぜこんなに高いのかを解説します。 ●この記事で分かること外壁塗装の一般的な価格とハウスメーカーの費用の差異ハウスメーカー以外で注意すべきポイント将来的に後悔しないための業者選びのコツ ハウスメーカーの外壁塗装費用が高い理由 1.塗装業者の手続きを代行する仕組み 多くの塗装業者は、自ら広告を出したり営業活動を行ったりしないことが一般的です。そのため、ハウスメーカーが塗装業者の代わりに集客や見積もりの取得、契約手続きなどを担当します。このようにして、依頼主との連絡や営業にかかる費用が工事の価格に追加されるのです。※ハウスメーカーに依頼をし、実際に施工するのは下請け業者です。 2.広告費用の負担 ハウスメーカーは集客を目的として広告宣伝費を投入しています。広告費の割合は各ハウスメーカーによって異なり、売上の0.5%から5%の範囲で設定されています。2023年度10月期までの広告宣伝費が特に高かったハウスメーカーのランキングを以下にまとめていますので、ご参照ください。 広告宣伝費率は会社によって大きく違います。したがって、同じ工事金額でも宣伝費がハウスメーカーによって違うということです。 3.下請け業者への発注手数料(中間マージン) ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すると、実際の施工は下請けの塗装業者が行います。この場合、下請け業者に工事を発注する際に発生するのが仲介手数料(中間マージン)です。つまり、ハウスメーカーは外壁塗装の受注を行う元請け業者としての役割を果たしているだけなのです。下請けからさらに下請けに(孫請け)やそのさらに下請けまで行く場合もあります。この場合はさらにマージンが発生してしまいます。 岡山市のアパートを140万円税込で塗装!安くできる理由を教えます♪ 外壁塗装の一般的な価格帯 外壁塗装のような高額なサービスを利用する際には、必ず事前に相場を確認することが重要です。相場を把握していないと、提示された金額が相場と大きく異なっていても気づきにくくなります。それでは、外壁塗装の一般的な価格帯について詳しく説明します。 30坪の家でシリコン塗料を使用した場合の相場 相場を把握するために、まずは基本条件を設定して計算してみましょう。30坪の建物でシリコン塗料を使用する場合、費用の目安は以下の通りです。足場代:15万円コーキングの打ち替え:15万円外壁塗装:30万円屋根塗装:15〜20万円付帯部:10〜15万円合計:85〜95万円また、外壁塗装の概算費用は「坪数×3」で計算できます。ただし、坪単価ではざっくりでしか分かりません。塗装面積を求めるには、「建坪数×3.3㎡×1.2」で、例えば30坪の建物の場合、約119㎡の塗装面積になります。また、窓の数や軒天やひさしの出幅でも数量は大きく変わります。お見積書を作成する際には、現地で計測して正確な数量を出します。 人件費を含めた具体的な費用の計算 次に、人件費の観点から相場を確認すると、さらにわかりやすくなります。一般的に、人件費は売上の30%〜50%を占めるため、この割合を2〜3倍にすることで、適正な相場かどうかを判断できます。職人さんの日給は一般的に15,000〜20,000円程度です。この日給を基に計算していきます。建設業界では、1人が1日作業することを1人工(いちにんく)と呼びます。例えば、2人の職人が3日間作業する場合、6人工となります 人件費18,000円/人で計算 ここから2倍~3倍にすると90万円~135万円くらいになります。この範囲がだいたいの相場となります。もちろん住宅の大きさや劣化の程度によって変わってきます。 ハウスメーカーへの依頼で倍額になることも 塗料や材料、人件費を基に外壁塗装の相場が把握できたかと思います。ハウスメーカーに依頼する場合は、相場の金額に加えて広告費と中間マージンが上乗せされるため、さらに費用が大幅に増加することがわかります。例えば、外壁塗装の工事費用が120万円で、ハウスメーカーに依頼した場合に広告費が全体の3%、中間マージンが全体の30%だとすると、最終的に依頼者が支払う金額は以下の通りです。 100% – 33%=67%135万円 × 100/67=約201万円201万円 – 135万円=66万円 本来なら135万円で済む外壁塗装が、ハウスメーカーに依頼することで追加費用が66万円もかかり、最終的に合計201万円になることがわかります。 ハウスメーカー以外の選択肢とその注意点 では、ハウスメーカー以外の業者ならばどこでも外壁塗装を依頼しても良いのかと言うと、答えはNOです。外壁塗装を手がける業者について、詳しく解説していきます。 訪問販売業者に注意が必要な理由 「この地域で最初に外壁塗装をしてくれたらモニター価格で安く塗装ができます。」「近くで塗装をしています。足場を持っていけるので今なら足場代が無料で塗装ができますよ。」このように、訪問販売でやってくる業者には注意が必要です。訪問販売業者は実際の塗装作業を行う会社ではなく、営業を専門としています。そのため、契約が成立すると提携している塗装業者に工事を依頼することになります。つまり!中間マージンが発生するということです。訪問販売の場合は営業の成功報酬も含まれるので、外壁塗装工事はさらに高額になってしまう可能性があります。また、訪問販売による外壁塗装のトラブルが頻発しているため、十分な注意が必要です。 騙されないで!外壁塗装の訪問販売によるトラブル事例 ホームセンターや家電量販店の外壁塗装も同様の構造 ハウスメーカー以外にも、ホームセンターや工務店、家電量販店などで外壁塗装やリフォームの依頼が可能です。これらのサービスに共通しているのは、工事を受注した後に提携している専門の塗装業者に発注することです。これは、自社で外壁塗装を行えないためです。つまり、こちらもハウスメーカーや訪問販売同様、中間マージンが発生してしまいます。 安すぎる見積もりのリスク では、塗装専門店に直接依頼すると安くなるのかといいますと、塗装専門店によって大きく違いが出ることもあります。安いのは嬉しいですが、安すぎるのもおかしいと疑ってください。塗装の材料が少なかったり、工程を省いている可能性があります。見積書に材料の名前や数量が書かれているかをチェックしてください。見積書は3社以上から取りよく見比べることも大事です。 【倉敷市】外壁塗装の費用・相場について 良い塗装業者を選ぶポイントを全てクリアしている塗夢にお任せください! お問合せはこちら 良い塗装業者を選ぶポイント 外壁塗装専門店を選ぶ 外壁塗装専門店を選ぶことで、中間マージンが削減できる上、塗装に特化した高い技術で施工が行われるため、優れた業者選びの重要なポイントとなります。 相場を知って相見積もりを取る重要性 外壁塗装の相場を理解し、塗装業者の相見積もりを取り比べることも塗装業者選びのポイントです。塗装の相場は地域で違うこともあるので、自分の県もしくは市の相場を知っておくことが大事です。 【倉敷市】外壁塗装の費用・相場について 業者の実績や口コミをチェックする 塗装業者のホームページを見て施工事例やクチコミからその業者が信頼できるかチェックすることが大事です。クチコミはGoogleクチコミなどの安心なクチコミサイトを見ましょう。 まとめ 外壁塗装を依頼する際は、ハウスメーカー以外の選択肢を含めて慎重に業者を選ぶことが大切です。ハウスメーカーに依頼すると、仲介手数料や広告費用が上乗せされ、高額になることが多いですが、訪問販売業者やホームセンターなども同様に中間マージンが発生することがあります。そのため、信頼できる外壁塗装専門店を選ぶことが、費用を抑えつつ、質の高い施工を得るための最善の方法です。業者の実績や評判を確認し、複数の見積もりを比較することで、後悔しない選択ができるでしょう。 良い塗装業者を選ぶポイントを全てクリアしている塗夢にお任せください! お問合せはこちら 塗装の基礎知識一覧へ