外壁塗装には欠かせない!コーキングの役割とは? 2024.01.19 目次1 コーキングって何?2 コーキングの役割は?2.1 外壁パネル同士がぶつかり割れるのを防ぐ2.2 雨水の侵入を防ぐ2.3 ひび割れの補修3 外壁コーキングにかかる費用は?相場は?3.1 塗夢では撤去・打ち替え3.2 コーキングの増し打ちとは?3.3 コーキング費用の相場4 コーキングの種類と耐用年数4.1 変性シリコン4.2 ポリウレタン系5 まとめ こんにちは!外壁塗装工事をする際に欠かせない「コーキング」。お見積書の中に、「コーキング撤去・打ち替え」または「シーリング撤去・打ち替え」と書いてあるけれど、重要さがよく分からない、本当に必要な工事なのか分からないという声をよく耳にします。そこで今日はコーキング(シーリング)についてお話したいとしたいと思います。 コーキングって何? 外壁塗装において、「コーキング」とは、建物の外壁や窓、ドアなどの接合部や隙間に充填される材料のことです。コーキングは経年で劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。外壁塗装も定期的に塗り替えが必要なので、塗装と一緒に工事をするのが一般的です。 コーキングの役割は? コーキングには建物を守る重要な役割があるんです。サイディングボードやALCパネルなどの外壁は、気温変化によって膨張・収縮をします。隙間を空けずにパネルを設置すると、膨張によって割れてしまいます。建物が振動することでも割れる可能性があります。それを防ぐため、隙間を空けてパネルを設置し、隙間にコーキング材を充填し目地を作ります。コーキングは、弾力性や伸縮性が高いので、外壁材の膨張や振動による動きを吸収、緩衝してくれるので、外壁の割れを防ぐことができます。また、目地や隙間から雨水が入るのを防ぐ役割もあるので、窓枠やドア回りにもコーキングがあります。 外壁パネル同士がぶつかり割れるのを防ぐ コーキングは、サイディングボードやALCパネルなどの外壁パネルがぶつかり合い、割れるのを防ぐ役割があります。前述にもありますが、パネルの外壁材は、気温変化によって膨張するだけでなく、振動によっても動きます。外壁パネルが隙間なく設置されていると割れてしまうので、隙間を空けて設置されています。隙間にコーキングを充填し、衝撃を吸収し緩衝しています。コーキングは弾力性や伸縮性があるので外壁の動きに追従することができますが、劣化が進むと硬くなり、割れてしまいます。コーキングの機能性がなくなると、外壁材が割れてしまう恐れがあるのでメンテナンスが必要です。 雨水の侵入を防ぐ 外壁材の隙間や窓枠などのコーキングは雨水の侵入を防ぐ役割もあります。外壁材が割れるのを防ぐために隙間をあけて設置しますが、コーキングで埋めておかないと雨水が入ってしまいます。 ひび割れの補修 コーキングは外壁のひび割れを補修する役割もあります。雨水はわずか0.3mmのひび割れでも侵入するのでコーキングできちんと埋めておくことが大事です。ヘアークラックにはコーキングで補修、それ以上の大きさのひび割れにはUカットをしてからコーキング材を充填します。 外壁コーキングにかかる費用は?相場は? 外壁塗装におけるコーキング工事の費用は、施工方法や材料によって違いがあります。見積書に「コーキング工事」と記載されていても、「撤去・打ち替え」と「増し打ち」とでは金額は大きく違います。 塗夢では撤去・打ち替え リフォームサポート塗夢では、コーキング工事は「撤去・打ち替え」の施工法です。劣化したコーキングを撤去してから新しく打ち替えるので、コーキングが長持ちします。 コーキングの増し打ちとは? コーキングの増し打ちというのは、劣化したコーキングはそのままで、新しいコーキングを重ねて打つ施工法です。既存のコーキングがあまり傷んでいない場合、施工することができます。コーキングの撤去がなく、材料が少なく済むので費用が安くなります。見た目の仕上がりは打ち替えた場合と同じようになりますが、劣化したコーキングの上に新しいコーキングを重ねることで、新しいコーキングは薄くなるので長持ちはしません。耐用年数は2~5年ほどです。見積書のコーキングが安い場合は増し打ちの可能性があるので、確認した方がいいと思います。 コーキング費用の相場 コーキング費用は一般的に単価×m数で計算されます。材料によって単価が違います。倉敷市の相場は、●打ち替えの場合……1mあたり900~1200円 です。これに撤去費用が加算されるのが一般的な費用相場です。塗夢では撤去費用は含みます。●増し打ちの場合……1mあたり500~900円 です。 コーキングの種類と耐用年数 コーキングにはいくつか種類があります。コーキングの種類によって耐用年数が違います。ここでは塗夢で取り扱っているコーキングと耐用年数をご紹介します。 変性シリコン 変性シリコンは一般的によく使われているコーキングです。衝撃や振動に強く、耐久性も高いです。耐用年数は7~10年です。耐用年数に差が出るのは、紫外線がよく当たる箇所とあまり当たらない箇所で大きく差が出るからです。たまにお客様ご自身でコーキングの修理をされていることがあり、水回りでよく使われているシリコンコーキングを打っていることが多いですが、変性シリコンとシリコンは全くの別物ですので注意してください。シリコンを打つと、その上から塗装ができないので外壁塗装には使いません。他にもシリコンオイルが外壁に付いて黒く汚れてしまう危険があります。 ポリウレタン系 ポリウレタン系は耐久性が抜群に高いコーキングです。長く柔らかさを維持できるので、紫外線による切れが少なく、動きに追従することにも大変優れています。塗夢では、「オートンイクシード」というコーキングを取り扱っています。単価が高いですが、長く持ち保証も出るので安心です。耐用年数は約20年です。塗夢のコーキングはどちらもノンブリードタイプを使用しています。長く年数が経っても、黒くなりにくくブリード現象が起きません。 まとめ コーキングは建物を守るために重要な役割をしています。コーキングが劣化すると雨漏りを起こしたり外壁が割れてしまう恐れがあります。雨漏りは建物全体の劣化の進行を早めてしまうので特に注意が必要です。コーキングの施工方法には、撤去・打ち替えと増し打ちとありますが、長くもつ撤去・打ち替えをおすすめします。材料では変性シリコンもいいですが、耐久性の高いオートンイクシードもおすすめです。リフォームサポート塗夢では無料の現地調査や診断をやってますのでお気軽にお問合せくださいね♪ 塗装の基礎知識一覧へ