早島町 塗装完成!バルコニーのFRP防水工事中です
- 雨漏り対策
↓当社で施工されたお客様の声はコチラ↓
こんにちは!岡山県は梅雨入りしたみたいですね。確かにじめじめしていますが、晴れているし暑い・・。熱中症にも気を付けたいです。
さて、今日は早島町の現場です♪
早島町の前回の現場ブログ
外壁はゆず肌模様に、樋やひさしの塗装も
屋根の塗装、外壁の厚膜凹凸仕上げの塗装も終わり、残すは樋やひさし、水切りなどの塗装と、今日はバルコニーの防水工事をしていました。
バルコニーの防水工事は外壁塗装と一緒に!
バルコニーは外壁塗装工事の際に防水工事も一緒にやっておくのがおすすめです。バルコニーって南側にあって屋根がない場合が多く、雨に当たるし紫外線にも当たりやすいです。塗装を劣化させる原因は雨と紫外線です。防水層も同じです。
防水層は言わばバケツみたいなものです。割れたりひびが入ると水が漏れますよね。バルコニーの防水層も同じで、割れたりひびが入るとそこから水が漏れていき、防水層の下にある基材(ベニヤ板)を傷めてしまいます。基材に雨水がいってしまうと、そこから雨水はどんどん進んでしまい、木部を腐食させ、シロアリが発生しやすくなります。
防水層は外壁や屋根の塗装と同じでメンテナンスが必要な箇所になります。足場が組んであるタイミングで一緒にしてしまうのがおすすめですよ!防水層の劣化が進んでいると、傷んだ防水層を撤去し、新しく防水しないといけなくなります。そこまで進んでいなかったら、既存の防水層の上から防水したり、トップコートだけで済むこともあるので費用も抑えられます。
バルコニーのFRP防水 プライマーの役割
こちらの住宅のバルコニーは既存の防水層はFRP防水です。
FRP防水とは、簡単に言いますと、ガラス繊維マットを樹脂で固めた防水です。
一般住宅の防水には、他にもシート防水、ウレタン防水があります。その中でFRP防水は強く、耐久性が高く大変人気です。
施工前のバルコニーです
防水性が落ちて劣化が進行しています。防水層が割れていたりめくれがなかったので雨漏りはしていませんでした。
最初にバルコニーの掃除をし、シンナー拭きをします。シンナー拭きは汚れと油分を除去するためです。それからプライマーを塗布します。上の写真はプライマー塗布後です。プライマーはこの上にくるガラス繊維マットの防水層を助ける様な役割があります。
プライマーは既存の防水層にしみ込むものではなく、既存の防水層の上に膜を張ります。(造膜)下の既存の防水層と上の新しい防水層との密着をよくする役割や、既存の防水層は劣化により粉が出るので、それを固める役割、新しい防水層に悪い影響を及ぼさないよう止める役割があります。プライマーは塗布後、約2時間~12時間以内(季節・気温によります)に次の工程に進まないと意味がなくなってしまいます。ですので、他の作業をしたり休憩を挟むなどで時間に無駄がないよう、職人さんたちは調整しています。
バルコニーの防水はFRP ガラスマットを敷きます
プライマー塗布後、ガラス繊維マットを敷き、ポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜたものを塗布し固めていきます。
この二つを混ぜるのですが、分量を間違えると、かなり高温になり発火することもあるそうです・・。実際にFRP防水工事中の事故が起きた事例も何件もあるそうです。
ガラス繊維マットをポリエステル樹脂で固めていきます。白いフワフワしたマットがガラス繊維マットです。手でちぎれる程細かい繊維マットですが、樹脂で固めるとかなり丈夫になるんです。素手で触るとチクチクするので手袋が必要です。
↑最初に立ち上がり部分から施工していきます。ガラス繊維マットを敷き、樹脂を塗布したら脱気します。
立ち上がりが終わったら、床面全体を施工します。この作業後、ガラスマットが完全に硬化してから次の中塗り作業になります。中塗り後はケレンで面をなめらかな状態にして、最後にトップコートで完成です。
FRP防水工事は季節によって硬化時間がかなり変わるし、危険な材料を使うので、知識はもちろんのこと経験も必要です。塗夢では、年間施工件数1000件でやっていますので、経験豊富な職人がたくさんいます。安心しておまかせください♪