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岡山市北区楢津にて外壁塗装中!立派な木の軒天を蘇らせる職人の技

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外壁塗装中!立派な木を蘇らせる職人技
岡山市北区楢津の現場

こんにちは!今回は岡山市北区楢津の閑静な住宅街で工事中の、とても見ごたえのある外壁塗装と木の塗装の様子をご紹介します。

今回塗装させていただいているお家は、外壁はモルタル部とガルバリウム鋼板が合わさり、存在感のある広い軒天は木でデザイン性の高いおしゃれな住宅です。しかし、年数が経つにつれて、モルタル外壁の雨を弾く防水性がかなり落ちてしまっていました。

さらに、このお家の見どころでもある大きくて立派な木製の軒天や屋根を支える母屋木、屋根の横側にある破風もかなり傷みや色褪せが見られました。

大切な木の風合いをそのまま生かしながら、お家を長持ちさせるための職人技をご紹介します。

工事前の建物の状態は?雨を弾く力がなくなり、木部は傷んでいました

外壁のチョーキング現象

工事を始める前に、まずはお家の隅々までチェックをしました。

外壁は、手で触るとチョークの粉のような白い粉がつく「チョーキング現象」が起きていました。これは、雨を弾くための塗装の膜が寿命を迎えてしまい、完全に雨を弾く力がなくなっているサインです。

壁が雨を吸い込みやすくなると、細かなひび割れが起きやすくなり、放っておくとお家の骨組みを傷める原因になってしまいます。お家を長持ちさせるためには、ひび割れを起こしにくくするために、しっかりと下地作りをして、雨を弾く壁にメンテナンスする必要がありました。

そして、今回特に慎重に作業する必要があったのが木の部分です。こちらのお家には、大きくて広々とした立派な木の天井(軒天)があります。軒天は、紫外線や雨が当たりにくく、劣化はゆっくりな場所ですが、長く年月が経つと、木なので剥がれや色褪せが出てきます。破風や母屋木は紫外線や雨水を浴びるのでかなり傷んでいました。

傷んでいる母屋木

木は水分を含むと腐りやすくなるため、今回はただ全体をペンキで塗るのではなく、このような方法を取ることにしました。

  • 傷みが特に激しい母屋木の先端部分:金属の板(ガルバリウム鋼板)を上からきれいにかぶせる「カバー工法」でしっかりと雨から守る。
  • まだ剥がれなどが少ない部分:木の良さを引き出す、木目が見える木専用塗料(ガードラック)でキレイに塗り替える。

このように、劣化の進行に合わせて一番良い方法で施工します。

外壁の塗り替え:下塗りで厚みを出して、ひび割れを防ぐ

外壁の塗装は、「下塗り」「中塗り(上塗り1回目)」「上塗り(上塗り2回目)」と、合計3回塗って頑丈な壁を作っていきます。今回使った下塗りの材料は、「サーフ」という微弾性フィラーです。この下塗りの段階で、「山上げ」という技術を使いました。

外壁サーフで山上げ

「山上げ」とは、特殊なローラー(マスチックローラー)を使って、微弾性や弾性の塗膜を山のように立たせて厚みを付ける方法です。壁に厚みを持たせておくことで、住宅が振動や温度変化で動くときに、塗膜が追従します。その結果、外壁がピキッと割れてしまうのを防いでくれるのです。

この下地の上に重ねる上塗りの塗料は、エスケー化研の「アートフレッシュ」という耐久性の高い艶消しマットな塗料を選びました。アートフレッシュは、普通のツヤツヤとした塗料とは違い、中に細かな砂のような成分が入っているのが特徴です。仕上りがピカピカせず、自然な風合いに仕上がります。今回のアートフレッシュは、フッ素なので、汚れが付いても雨水で流れやすい(親水性)のでキレイな状態を保ちやすくします。

現在、このアートフレッシュの2回目の上塗りをしているところです。もったりとして重い塗料ですが、下塗りの段階でしっかり山上げをしているのでとてもキレイに塗ることができています。艶を抑えた自然で温かみのある質感が、とても上品なお家に生まれ変わってきています。

アートフレッシュ塗装2回目

職人技!木部の塗装で木目をしっかりと残す

今回の塗装工事で一番の職人の腕の見せ所となったのが、先ほどご紹介した木製の天井(軒天)や母屋木の塗装です。

写真を見ていただくと分かりますが、塗ったあとの軒天は驚くほど色鮮やかで、それでいて木の温かみのある「木目」がくっきりととてもきれいに浮き出ていますよね。

古いペンキを剥がしたり表面を平らにしたりするときには、サンドペーパー(紙やすり)を使うことが多いです。しかし、長年雨風に当たってガサガサになった自然の木に最初から紙やすりをかけてしまうと、木の柔らかい部分まで削れて平らになってしまい、せっかくの木目が消えてしまいます。さらに、削った細かい木の粉が木目の溝に詰まってしまい、仕上がりがのっぺりしてしまうのです。

そこで、最初の段階で紙やすりを使わず、「専用の硬いブラシ」を使って、手作業で1枚1枚木目に沿って優しくこする作業を行いました。
ブラシを使うことで、古くなった余分な汚れや毛羽立ちだけをきれいに掻き出すことができ、木本来の美しいデコボコや線をそのまま残すことができるんです。

この丁寧な下地処理をしたあとに木を保護するための木専用塗料「ガードラック」を塗装しました。ガードラックは半造膜塗料で、木の内部に染み込み、腐食やカビ、シロアリから守りつつ、表面にも強い膜を作って雨を弾いてくれるという優れた塗料です。

丁寧に塗りこまれた木部は写真の通り深みのある美しい木目がよみがえりました。大きくて広い天井がこれだけキレイになるとお家全体のかっこよさがグッと引き立ちますね!

ガードラックを塗装した軒天

まとめ

今回の岡山市北区楢津のお家では、外壁には「雨から外壁を守る機能」、大きな軒天の部分には「素材の美しさを取り戻す技術」という、どちらも妥協しない丁寧な工事を行っています。劣化症状が大きかった母屋木の先端部はカバー工法を取り入れました。

艶を抑えたナチュラルな外壁と、ガードラックで見事によみがえった大きくて立派な木の天井。この2つの組み合わせは遠くから見ても美しいはずです。もうすぐ足場が外れてお家全体の姿が見られるようになるのでとても楽しみです。また完成しましたらご紹介しますね。

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