倉敷市のアパート塗装工事が完成しました！
- 塗装
目次
倉敷市で進めていたアパートの屋根・外壁塗装工事が、先日無事に完成しました。
今回は、工事前の状態や施工内容、こだわったポイント、そして完成後の様子について、丁寧にご紹介いたします。
入居されている方々が安心して住み続けられることはもちろん、これから内見される方にも「清潔感のある素敵なアパートだな」と感じていただけるよう、細部まで心を込めて施工を行いました。
工事前の状態｜前回塗装の雑さに驚いた現場
今回のアパートは、過去に一度塗装工事が行われていました。
しかしその仕上がりは決して良いものとは言えず、現場調査の段階でいくつもの問題が見つかりました。
屋根の劣化が深刻
屋根はスレート材ですが、
色がほとんど残っていない
紫外線で塗膜が剥がれている
素地がむき出し
特に北面ではコケがびっしり
という状態で、雨水を吸い込んでしまうほど劣化していました。
このままでは屋根材そのものが割れたり、水がしみ込んで下地の腐食につながる危険もあります。
塗り替えのタイミングとしては、まさに「今が限界」の状態でした。
外壁は色褪せとチョーキング現象
外壁（サイディング）は全体的に色があせ、手で触れると白い粉がつくチョーキング現象が発生していました。
さらに、外壁の一部には細かなひび割れもあり、雨水が入りこむリスクがありました。
前回の塗装の雑さが目立つ
今回もっとも驚いたのは「前回の塗装の雑さ」です。
樋（とい）の黒い塗料が外壁に飛び散ったまま残っている
養生がしっかりされていなかったのか、サッシ周りにも黒い塗料が付着
外壁がベージュなので黒色が特に目立つ
外壁の一部で、塗膜が大きく膨れている
屋根に近い破風部分は、梯子をかけないと見えないせいか雑に塗られていた
中でも、外壁に何か所も黒い塗料が点々と残っている状態には、思わず「こんな仕上げで渡してしまったのか・・。」と驚くほどでした。
前回の塗装が雑だと、上からきれいに塗っても“凹凸や汚れ跡が残る”ため、今回の工事では特に 下地処理と補修 に力を入れています。
今回の塗装計画と使用した塗料
今回のアパートの塗り替えでは、次のような組み合わせを採用しました。
- 屋根 フッ素塗料・・耐久性が高く、長期間美観を維持できる
- 外壁 シリコン塗料・・コストバランスが良くアパートで人気
お客様からは、
屋根はとにかく長持ちさせたい
外壁はバランスよく仕上げたい
というご要望があり、耐久性とコストを踏まえた最適な組み合わせをご提案させていただきました。
屋根塗装の流れ｜フッ素塗料で新築のような輝きに
屋根はスレート材ということもあり、下地の状態が非常に重要です。
高圧洗浄
まずは、長年蓄積したコケや汚れ、剥がれた旧塗膜を丁寧に除去しました。北面は特にコケが多く、洗浄だけでも印象が大きく変わりました。
下塗り（高浸透プライマー）
劣化したスレート材は塗料を吸い込みやすく、下塗りが不十分だと上塗りの塗膜が密着しません。そこで、高浸透タイプの下塗り材を使用し、素地をしっかり強化。
中塗り・上塗り（フッ素塗料）
フッ素塗料は耐候性が非常に高く、
紫外線に強い
汚れがつきにくい
色あせしにくい
塗膜が長持ちする
といったメリットがあります。
アパートのような屋根面積の広い建物では、長期的に見たときに大きなメンテナンスコスト削減につながります。
塗装後の屋根は深みのあるツヤが生まれ、まるで新品のように蘇りました。
外壁塗装の流れ｜ツートンカラーで印象がガラッと変化
外壁はサイディング材で、比較的シリコン塗料との相性が良い素材です。
高圧洗浄で旧塗膜と汚れをしっかり除去
凹凸のあるデザインサイディングの、溝の奥まで丁寧に洗浄して汚れを落とします。
洗浄が不十分だと塗料が密着せず、長持ちしません。
下地補修をていねいに
特に今回は、前回の飛び散り跡が多かったため、その補修に時間をかけました。
樋やサッシまわりの塗料の飛び散り跡
膨れた塗膜部分の撤去
外壁の細かなひび割れの補修
これらをひとつずつ丁寧に処理し、表面を整えることで、仕上がりの美しさが大きく変わります。
下塗り
サイディング用の下塗り材で表面を均一に整えました。下塗り材は上塗りの塗料で隠れてしまいますが、塗装ムラがあるとうまく密着しません。数年後に剥がれてしまうことなるので丁寧に塗装します。
中塗り・上塗り（シリコン塗料）
今回採用したシリコン塗料は、
耐久性とコストのバランスが良い
雨汚れに強い
ツヤのある上品な仕上がり
という特徴があり、アパート塗装にもよく選ばれています。
ツートンカラーで印象を一新
デザイン面でも大きく変化がありました。
2階：やさしいクリーム色
1階：落ち着きのあるブラウン
というツートン配色で、遠くから見てもとても美しく、建物全体が明るく上品な印象に生まれ変わりました。
アパートではツートンにすることで視覚的にメリハリが出て「きれいな建物」という印象を強く与えることができます。
細部の修正が仕上がりの美しさを決める｜飛び散り跡の補修
今回の工事では、特に「細部の補修」に力を入れました。
樋まわり
サッシの角
破風のライン出し
- 外壁の細かい膨れ
こうした細かい部分を丁寧に補修することで、仕上がりが驚くほど美しくなります。
塗装工事は“塗る技術”だけでなく、
養生（マスキング）
下地調整
乾燥管理
周囲への気遣い
といった工程のすべてが仕上がりに影響します。
今回の現場では、前回の塗装が雑だったため、特にその差を実感していただける仕上がりとなりました。
完成後のアパートの印象｜明るく・上品で・清潔感のある外観へ
完成したアパートは、まるで新築のように生まれ変わりました。
ツートンカラーが美しく調和
屋根のフッ素仕上げで深いツヤ
外壁のシリコン仕上げで汚れに強い
飛び散り跡やひび割れも解消
細部まで整った安心感のある見た目
入居者様からも「きれいになったね」と声をかけていただき、とても嬉しい現場となりました。
アパートの塗装は見た目が良くなるだけでなく【入居率アップ】にもつながる大切な工事です。
新しく塗装した外観は、内見に来られる方の印象を大きく左右します。
明るく清潔な見た目は、「ここに住みたい」という気持ちを後押ししてくれます。
まとめ｜長持ちする塗装で安心して暮らせる住まいへ
今回の倉敷市のアパート塗装工事では、
屋根は耐久性の高いフッ素塗料
外壁はバランスの良いシリコン塗料
過去の飛び散り跡や膨れを丁寧に補修
外観を美しくするツートンカラー採用
といったポイントを押さえながら施工いたしました。
仕上がりは本当に生まれ変わったように美しく、建物全体が明るく上品な雰囲気になりました。
塗夢では、今回のような集合住宅の塗装も多数手掛けており、建物ごとの状態に合わせた最適な塗料・施工をご提案しています。
次回は、このアパートの ビフォーアフターの施工事例 も掲載予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。
