岡山市 注目のマット仕上げ×クリアーの外壁塗装 2025.09.02 塗装 目次1 施工前の状態2 使用した塗料「アートフレッシュ」について3 トップコート「セラミファイントップ」について4 施工手順5 完成後の仕上がり6 今回の施工ポイント7 まとめ 岡山市北区で外壁塗装工事を行いました。今回の現場はモルタル外壁で、既存の外壁はやや黄色みを帯びた自然な色合いでした。塗装前の段階では、年数が経過しているため全体的にやや色褪せや汚れが見られましたが、大きなひび割れなどの劣化はなく、塗り替えをすることで美しさと耐久性を取り戻すことができる状態でした。今回の工事の特徴は、既存の雰囲気を大切にしつつ、より長持ちし、さらに汚れに強い仕上がりにすることです。そこで使用したのが、吹き付け仕上げの質感を再現できる「アートフレッシュ」と、トップコートとして「セラミファイントップ(クリアー艶消し)」の組み合わせです。この二つの塗料の特長や施工の流れをご紹介します。 施工前の状態 既存の外壁は、黄色がかったマットな質感で仕上げられていました。モルタルならではの自然で落ち着いた雰囲気がありましたが、長年の雨風で部分的にくすみや黒ずみが目立つ状態でした。また、南面や西面といった日当たりや雨風の影響を強く受ける部分では、色褪せも進んでいました。ただし、モルタルの浮きや大きなクラックはなく、下地の状態としては比較的良好でした。そのため、補修と下塗りをきちんと行えば、仕上がりが大きく変わることが期待できる状態でした。 使用した塗料「アートフレッシュ」について 今回のメイン塗料は、日本ペイントの「アートフレッシュ」です。アートフレッシュは、モルタルや吹き付け仕上げの外壁によく使われる塗料で、特徴は以下の通りです。 自然なマット仕上げ:既存の吹き付け模様や質感をそのまま活かすことができます。耐久性の高いシリコン塗料:シリコン樹脂をベースにしているため、一般的な塗料よりも耐久性があります。塗りやすさ:ローラー塗装でも吹き付けのような仕上がり感を再現できます。 既存の黄色系の色味に近い色を選ぶことで、違和感のない自然な仕上がりを実現することができます。今回はツヤのない仕上がりを希望されていたので、アートフレッシュはまさに最適な選択でした。 トップコート「セラミファイントップ」について 仕上げに使用する「セラミファイントップ」は、透明なクリアー塗料です。今回使用したのは艶消しタイプで、アートフレッシュの自然なマット感をそのまま活かしながら、さらに表面を保護できるという点が最大の魅力です。 高い耐久性:アートフレッシュはシリコン系塗料で耐用年数が長めですが、セラミファイントップを重ねることでさらに寿命を延ばすことができます。防汚性能:汚れが付着しても雨水や水洗いで簡単に落ちやすく、外壁の美しさを長期間維持できます。施工性の高さ:透明な塗料は塗り残しが発生しやすいのですが、セラミファイントップは施工時にほんのりピンク色が付けられており、塗り忘れを防げます。このピンク色は乾燥後に自然に消えるので、仕上がりに影響しません。 アートフレッシュの風合いを保ちつつ、さらに汚れに強く、耐久性の高い仕上げができるのが大きなポイントです。 施工手順 今回の塗装工事は以下の流れで進めました。 高圧洗浄外壁全体を高圧洗浄し、長年の汚れやカビ、藻をしっかり落とします。これを丁寧に行うことで塗料の密着が良くなります。下地補修ヘアクラック(細かいひび割れ)がある箇所を補修材で埋め、下地を整えます。下塗り(シーラー塗装)下地と塗料を密着させるためにシーラーを塗布します。モルタル外壁では特にこの工程が重要です。中塗り(アートフレッシュ)アートフレッシュをローラーで丁寧に塗装します。マットな質感が出てきて、外壁が一気に生まれ変わります。上塗り(アートフレッシュ)2回目のアートフレッシュ塗装で色のムラをなくし、厚みを持たせることで耐久性を確保します。トップコート塗装(セラミファイントップ)2回最後にセラミファイントップを塗布します。ピンク色を目印に塗り残しがないよう確認しながら作業を行い、乾燥後は自然なマット感のまま透明に仕上がります。2回塗装します。 完成後の仕上がり 塗装後は、既存の落ち着いた黄色系の色味を保ちながら、新築時のような美しさが蘇りました。アートフレッシュ特有の自然な質感はそのままに、セラミファイントップで汚れにも強くなっています。見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性が格段に向上しました。雨が降った際に、表面の汚れが自然に流れ落ちやすい点は、これから長年住まわれるうえで大きな安心材料となるでしょう。この後は、樋や基礎などのパーツの塗装をして完成になります。足場が取れて全体が見られるのが楽しみです。 今回の施工ポイント 自然なマット感を重視する場合、「アートフレッシュ」は最適な選択。汚れに強い仕上げを希望される方には、「セラミファイントップ」との組み合わせがおすすめ。トップコートを塗ることで耐用年数がさらに延び、長期的にコストパフォーマンスが良い。 まとめ 今回の岡山市北区でのモルタル外壁塗装は、既存の雰囲気を大切にしながら、耐久性と防汚性を両立させた工事となりました。アートフレッシュとセラミファイントップの組み合わせは、自然な質感を求めるお客様に特におすすめです。施工後の仕上がりは落ち着きがありながらも清潔感があり、長く安心して暮らせる住まいへと生まれ変わりました。外壁塗装は単なる色の塗り替えではなく、「どんな雰囲気にしたいか」「どのくらい長持ちさせたいか」という想いに応える工事です。今回の現場のように、質感や機能性を重視することで、仕上がりの満足度は大きく変わります。外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ参考にしていただければと思います。 ブログ一覧へ 関連記事をチェックする