岡山市南区 明るいグレーで爽やかな印象に 2025.08.06 塗装 目次1 苔や藻の多かった外壁もスッキリ2 外壁の色は「明るいグレー」にチェンジ3 玄関まわりの多彩色サイディングは「クリアー塗装」で風合いを活かす4 ビスまわりの割れをすべて補修5 「環境に合わせた塗装」を大切に6 まとめ こんにちは!今回は、岡山市南区で行っている2階建て住宅の外壁塗装工事をご紹介します。こちらのお住まいは築年数が経っており、外壁には苔や藻の付着が目立つ状態でした。周囲には田んぼや水路が多く、湿気の多い地域ということもあり、外壁の汚れや劣化が早く進んでいる印象でした。自然豊かな環境は気持ちの良い反面、外壁にとっては苔や藻が生えやすい条件がそろってしまっています。この現場では、そうした環境も考慮して、できるだけ長持ちするように「無機塗料」を採用。また、玄関まわりのサイディングにはデザイン性のある多彩色柄が使用されていたため、それを活かすように「クリアー塗装」で保護しました。無機塗料とクリアー塗装、それぞれの特徴を活かした施工を進めています。 苔や藻の多かった外壁もスッキリ 現地調査の際、外壁の北面や日当たりの悪い面には、苔や藻がしっかりと付着していました。これらは単に見た目の問題だけでなく、塗膜の劣化を早めたり、建材そのものを傷める原因にもなります。今回の塗装では、まず高圧洗浄できれいに汚れを落とし、下地を整えたあと、塗料に「防藻剤」を添加して仕上げています。防藻剤入りの塗料を使用することで、苔や藻の再発を抑制し、長く美しい状態を保つことができます。 外壁の色は「明るいグレー」にチェンジ もともとはクリーム系の優しい色合いだった外壁ですが、今回の塗装では「明るいグレー」に変更されました。グレー系の色は、洗練された印象を与えると同時に、汚れも目立ちにくく、最近人気の高いカラーです。特に明るめのグレーは、重くなりすぎず、周囲の自然や植栽ともよくなじむカラーです。元のクリーム色からは印象がガラリと変わりましたが、落ち着いた印象の中にも新しさと爽やかさを感じる仕上がりになりました。 玄関まわりの多彩色サイディングは「クリアー塗装」で風合いを活かす 玄関まわりには、もともとデザイン性の高い多彩色サイディングが使用されていました。色の濃淡が重なり合い、石目調のようにも見える美しい仕上がりです。このようなサイディングは、通常の塗料で上から塗ってしまうとその風合いが消えてしまいます。そのため今回は、透明な「クリアー塗装」を採用し、既存のデザインを残しつつ、表面に保護膜を作る方法で仕上げました。クリアー塗装は見た目を変えずに耐候性を高めることができるため、意匠性の高い外壁には最適です。 ビスまわりの割れをすべて補修 今回の現場で特に気になったのが、サイディングのビスまわりに多数見られた「割れ」でした。ひさしの無い場所や雨水が直接当たる面で顕著に見られ、長年の風雨にさらされた結果だと考えられます。ひさしのある部分ではほとんど割れは見られなかったことから、やはり雨や紫外線の影響が大きいことがわかります。こうしたビスまわりの割れは、見た目の問題だけでなく、水の侵入を招くおそれもあるため、必ず補修が必要です。今回は、すべての割れ箇所に補修材を充填し、丁寧に下地処理を行ったうえで塗装を行いました。 「環境に合わせた塗装」を大切に このように、今回の外壁塗装工事では「環境に合わせた仕様」を重視して施工しました。湿気の多い地域では、どうしても苔や藻が発生しやすいため、防藻性の高い塗料を選ぶことが重要です。さらに、意匠性の高いサイディング部分を残したいというご要望には、クリアー塗装で対応。割れの補修や下地処理も徹底することで、塗装の美しさと耐久性を両立させています。塗装後のお住まいは、明るくモダンな印象になり、施主様にもご満足いただけました。 まとめ 外壁塗装は、ただ色を塗り替えるだけの作業ではありません。お住まいの現状や環境、そして施主様のご要望に合わせて、最適な仕様を選ぶことがとても大切です。今回のように、苔や藻が気になるお住まいには防藻対策を、意匠性のあるサイディングにはクリアー塗装を、そしてひび割れた外壁には丁寧な補修を行うことで、住まいは見違えるように美しく、そして丈夫になります。これからも、お客様の「この家にして良かった」と思えるような塗装工事を心がけていきます。岡山市や周辺地域で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。 ブログ一覧へ 関連記事をチェックする