倉敷市真備町で屋根外壁塗装工事をしています 2025.12.19 雨漏り対策 目次1 屋根はセメント瓦。既存塗膜の剥がれが全体に発生していました1.1 一見「丁寧」に見える塗装が、雨漏りの原因になることも1.2 軒裏に見られた「雨水が溜まっていた痕跡」2 瓦の縁切りと塗膜除去(ケレン作業)は非常に重要な工程です3 下地が露出した屋根には、下塗りを2回行っています4 外壁はモルタル壁。ひび割れ・剥がれが見られました5 厚膜凹凸仕上げで外壁を守る5.1 山上げ塗装には「セラミクリーン」を使用6 見えない部分こそ、丁寧に。これから上塗り工程へ こんにちは!今回は、倉敷市真備町にて進行中の屋根・外壁塗装工事の様子をご紹介します。こちらのお住まいは築40年以上が経過しており、これまでに屋根・外壁ともに塗装の履歴はあるものの、経年劣化が全体的に進んでいる状態でした。現在は、屋根の下塗り工程まで完了した段階です。見た目だけでは分かりにくい部分に、重要な問題がいくつも見つかった現場でもありますので、詳しくご紹介していきます。 屋根はセメント瓦。既存塗膜の剥がれが全体に発生していました 屋根材はセメント瓦です。現地調査の段階から確認できていたのが、以前に施工された塗膜の剥がれと浮きでした。塗膜の剥がれは一部だけでなく、屋根全体にわたって劣化が進行していました。剥がれている箇所は下地が見えていて、防水性がなくなったことによってコケが生えていました。さらに問題だったのが、瓦と瓦の隙間部分まで塗膜が埋め込まれていたことです。 一見「丁寧」に見える塗装が、雨漏りの原因になることも 瓦の両側の隙間、上下の重なり部分にまで、塗料がしっかりと入り込んでいました。一見すると「隅々まで丁寧に塗られている」ようにも見えますが、実はこれは屋根にとって非常に危険な状態です。瓦屋根には本来、雨水が入り込んだ場合に外へ逃がす湿気を外へ抜くという役割を持った隙間があります。しかし、その隙間が塗膜で塞がれてしまうと、雨水や湿気が抜け道を失ってしまうのです。逃げ場を失った水分は、やがて「抜けられる場所」を探して屋根内部へと回り込み、最終的には建物内部へ侵入してしまいます。これが、雨漏りの大きな原因となります。 軒裏に見られた「雨水が溜まっていた痕跡」 実際に今回の現場でも、軒裏部分に染みや膨れが確認できました。これは、過去に雨水が内部に滞留していた可能性が高いサインです。まだ大きな雨漏り被害として表面化していなかったのは幸いですが、このまま放置していれば、将来的に確実に問題が起きていたと言える状態でした。 瓦の縁切りと塗膜除去(ケレン作業)は非常に重要な工程です 今回の屋根工事では、まず既存塗膜の除去から行いました。浮いている塗膜、剥がれている塗膜を残したまま塗装をしても、新しい塗料は長持ちしません。瓦と瓦の両側の隙間上下の重なり部分それぞれに対して、カッターを使って塗膜を切り、丁寧に剥がす「縁切り作業」を行っています。屋根全体に剥がれや浮きが起きていたため、このケレン作業は1日では終わらず、時間をかけて丁寧に進めました。見えない部分ですが、屋根塗装において最も重要な工程のひとつです。 下地が露出した屋根には、下塗りを2回行っています ケレン作業を終えると、屋根表面は「塗膜がほとんどなく、下地がむき出し」の状態になりました。このような状態の屋根では、塗料の吸い込みが非常に激しくなります。下塗りを1回塗っただけでは、塗料がどんどん吸い込まれ、下地を十分に保護できません。そのため今回は、下塗りを2回行い、しっかりと下地を固めています。下塗りは、上塗り塗料の密着を高める屋根材を保護するという大切な役割があります。見えなくなる工程ですが、仕上がりと耐久性を大きく左右する部分です。現在は、この下塗り工程までが完了し、これから上塗り作業へと進んでいきます。 外壁はモルタル壁。ひび割れ・剥がれが見られました 外壁はモルタル外壁で、既存の仕上げはリシン仕上げでした。築年数が40年以上ということもあり、細かなひび割れ塗膜の剥がれが複数箇所で確認できました。モルタル外壁は丈夫な反面、経年劣化や地震、温度変化の影響でひび割れが起きやすいという特徴があります。 厚膜凹凸仕上げで外壁を守る 今回の外壁塗装では、塗膜を厚くすることで、モルタル外壁を割れにくくすることを目的に、厚膜凹凸仕上げで施工します。この工法は、上塗り1回目で「山上げ」を行い上塗り2回目で仕上げるという工程です。塗膜に厚みと弾性を持たせることで、外壁にかかる動きや負担をやわらかく受け止め、ひび割れの再発を抑える効果が期待できます。 山上げ塗装には「セラミクリーン」を使用 山上げの塗料にはセラミクリーンを使用しました。この塗料は弾性があり、モルタル外壁との相性が良い塗料です。他にも下塗りの時点で山上げする施工の仕方もあり、そのときにはサーフSGという塗料を使用しています。マスチックローラーを使用することで、きれいで均一な凹凸(山)を出すことができます。見た目にも立体感が生まれ、塗膜の厚みと意匠性の両方を兼ね備えた仕上がりになります。 見えない部分こそ、丁寧に。これから上塗り工程へ 現在は、屋根:下塗り2回完了外壁:下地処理・下塗り完了、これから上塗り工程という段階です。屋根も外壁も、見えなくなる下地処理や下塗りをどれだけ丁寧に行うかで、この先10年、15年の耐久性が大きく変わります。これから上塗り作業を進め、見た目だけでなく「安心して長く住めるお住まい」になるよう、引き続き丁寧に施工していきます。工事の進捗は、また現場ブログでご紹介しますので、ぜひご覧ください。 ブログ一覧へ 関連記事をチェックする