倉敷の屋根張り替え|カバー工法と葺き替え・費用 2025.09.05 目次1 はじめに2 屋根の張り替えが必要になるサイン3 屋根の張り替え方法には2種類ある3.1 屋根カバー工法とは3.2 屋根葺き替えとは4 屋根カバー工法のメリット・デメリット4.1 メリット4.2 デメリット5 屋根葺き替えのメリット・デメリット5.1 メリット5.2 デメリット6 張り替えで選べる屋根材の種類6.1 陶器瓦に葺き替え6.2 ガルバリウム鋼板に葺き替え7 倉敷での施工事例紹介7.1 事例① 屋根カバー工法(スレート屋根 → ガルバリウム鋼板)7.2 事例② 屋根葺き替え(セメント瓦 → 陶器瓦)7.3 事例③ 屋根葺き替え(セメント瓦 → ガルバリウム鋼板)8 屋根張り替えの費用相場9 張り替え工事の流れ(手順)10 屋根張り替えに関するよくある質問(Q&A)11 倉敷の気候と屋根材選びの関係11.1 夏の高温多湿11.2 台風や突風11.3 豪雨・湿気12 張り替え工事をせず放置するとどうなる?13 まとめ はじめに 倉敷市や周辺地域では、近年「屋根を張り替えたい」とのご相談を多くいただきます。屋根は住まいを守る大切な部分ですが、年数が経過するにつれ、雨漏りや劣化が進行してしまいます。屋根のリフォームには「屋根カバー工法(重ね葺き)」と「屋根葺き替え」の2種類があり、それぞれに特徴や費用の違いがあります。この記事では、屋根の張り替えを検討されている方に向けて、屋根カバー工法と葺き替えの違い・メリットデメリット・費用相場・実際の倉敷での事例をご紹介します。「屋根 張り替え」で検索して情報を探している方に役立つ内容をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。 屋根の張り替えが必要になるサイン 屋根の張り替えは、単に「古くなったから」という理由だけではありません。以下のようなサインが見られる場合は、早めの対応が必要です。 屋根材が割れている、欠けている瓦やスレートのズレ、浮きがある雨漏りや天井のシミが出ている屋根の色あせがひどく、防水性が落ちている築20年以上、屋根のメンテナンスを一度もしていない こうした症状を放置すると、建物内部の木材が腐食し、家全体の寿命を縮めてしまう恐れがあります。 屋根の張り替え方法には2種類ある 屋根の張り替え方法には、大きく分けて「カバー工法」と「葺き替え工事」の2種類があります。 屋根カバー工法とは 既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。古い屋根を撤去しないため、廃材処理が少なく、工期も短いのが特徴です。 屋根葺き替えとは 古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に取り替える方法です。下地の防水シートや野地板も交換できるため、長期的に安心できる工事です。 屋根カバー工法のメリット・デメリット メリット 工期が短い(7〜10日程度)廃材が少なく、費用を抑えやすい遮音性・断熱性が向上する雨漏りを防ぐ性能が高まる デメリット 重ねるため、屋根がやや重くなる瓦屋根には施工できない下地が劣化している場合は対応できない 屋根葺き替えのメリット・デメリット メリット 屋根下地まで補修できるので安心屋根材を自由に選べる住宅の寿命を大きく延ばせる デメリット 費用が高い(100万円以上かかることも)工期が長め(10〜14日程度)廃材処理費がかかる 張り替えで選べる屋根材の種類 屋根を張り替える際は、新しい屋根材を選ぶことになります。 陶器瓦に葺き替え 昔ながらの重厚感があり、耐久性に優れます。30年以上の寿命を期待できる反面、重量があるため建物の耐震性を考慮する必要があります。 ガルバリウム鋼板に葺き替え 近年人気が高い金属屋根材です。軽量で耐震性が高く、錆びにくいのが特徴。倉敷でも多くの施工実績があります。 倉敷での施工事例紹介 塗夢でも、倉敷市を中心に多くの屋根張り替え工事を行ってきました。 事例① 屋根カバー工法(スレート屋根 → ガルバリウム鋼板) 屋根はスレート屋根材の弱い時期に製造されたスレートで基材が割れ、抜け落ちている箇所が多くありました。このまま塗装してもまた割れてしまうと判断し、カバー工法をご提案しました。 屋根(スレート):84㎡費用:68万円 事例② 屋根葺き替え(セメント瓦 → 陶器瓦) 屋根はモニエル瓦(セメント)で今では生産されていません。メンテナンス(塗装)や維持が大変で陶器瓦への葺き替えをご提案いたしました。平板瓦は陶器瓦で、塗装の必要はなく、耐久性の高い瓦です。 屋根(セメント):96㎡費用:112万円 事例③ 屋根葺き替え(セメント瓦 → ガルバリウム鋼板) 既存の瓦はセメント瓦です。劣化による割れが生じていました。軽量なガルバリウム鋼板への瓦の葺き替えをご提案いたしました。 屋根(セメント)費用:120万円 屋根張り替えの費用相場 屋根張り替えの費用は、工法や屋根材によって大きく変わります。屋根カバー工法:80〜150万円程度屋根葺き替え(陶器瓦):150〜250万円程度屋根葺き替え(ガルバリウム鋼板):120〜200万円程度(30坪前後の住宅を想定) 張り替え工事の流れ(手順) 塗夢では、倉敷市内での屋根張り替え工事を次の流れで進めています。現地調査・診断 屋根の状態を細かく確認し、下地の傷みや雨漏りの有無をチェックします。見積もりとプラン提案 カバー工法・葺き替え、屋根材の種類ごとに複数のプランをご提示。費用とメリットデメリットを比較しやすくしています。足場の設置・養生 安全に施工するため足場を組み、家の周囲をシートで覆います。既存屋根の撤去(葺き替えの場合) 古い屋根材をすべて撤去し、野地板や防水シートを新しくします。カバー工法の場合の下地確認 劣化や腐食がなければ、そのまま防水シートを新設して新しい屋根材を施工します。新しい屋根材の施工 選んでいただいた屋根材を丁寧に設置。雨仕舞い部分は特に入念に仕上げます。仕上げ点検 棟部分や谷部分など、雨漏りリスクが高い箇所を重点的に確認します。足場解体・清掃 最後に敷地をきれいに清掃し、工事完了となります。こうした工程を徹底することで、倉敷でも多数のお客様にご満足いただいています。 屋根張り替えに関するよくある質問(Q&A) Q. 屋根張り替えは何年ごとに必要ですか?A. 屋根材によりますが、20〜30年が目安です。Q. 倉敷で台風や大雨の被害が増えていますが、屋根張り替えは保険が使えますか?A. 火災保険が適用されるケースもあります。まずは調査をおすすめします。Q. カバー工法と葺き替え、どちらがいいですか?A. 下地の劣化が少なければカバー工法、劣化が進んでいる場合は葺き替えが適しています。 倉敷の気候と屋根材選びの関係 倉敷市は、瀬戸内海式気候に属し、比較的温暖で降水量も少なめと言われています。しかし、近年は局地的豪雨や台風の直撃が増えており、屋根の耐久性に影響するケースが目立ちます。 夏の高温多湿 スレート屋根では熱による膨張と収縮を繰り返し、割れやヒビの原因になることがあります。ガルバリウム鋼板のような金属屋根は、耐熱性と遮熱性が高いため有利です。 台風や突風 瓦屋根は重みで安定感がありますが、ズレたり落下するリスクがあります。金属屋根は軽量で耐震性が高いため、近年の倉敷では選ばれるケースが増えています。 豪雨・湿気 湿度が高いと苔やカビが発生しやすくなります。スレート屋根は特に苔が生えやすいため、張り替え時には防藻・防カビ性能を持つ屋根材を選ぶと安心です。 つまり倉敷のような地域では、軽量で耐久性が高く、湿気に強いガルバリウム鋼板屋根が人気となっています。 張り替え工事をせず放置するとどうなる? 屋根の劣化を放置したままにすると、次のようなリスクが発生します。雨漏りが進行し、室内の天井にシミが出る木材や断熱材が腐食し、家の寿命が短くなるシロアリ被害の原因になる台風時に屋根材が飛散し、近隣に被害を及ぼす可能性結果的に修繕費用が高額になる特に倉敷は台風や豪雨の被害が出る地域です。屋根を放置することで「修繕費が倍以上になる」こともあるため、早めの張り替えが重要です。 まとめ 屋根の張り替えは「屋根カバー工法」と「屋根葺き替え」に大きく分けられます。カバー工法は費用を抑えつつ防水性を高めたい方におすすめ葺き替えは下地から一新し、家の寿命を延ばしたい方におすすめ倉敷の気候(台風・豪雨・高温多湿)を考えると、軽量で耐久性に優れたガルバリウム鋼板屋根が人気放置すると雨漏りや家の劣化を招くため、早めの対応が大切塗夢では倉敷市を中心に、屋根のカバー工法・葺き替えの豊富な実績があります。お客様の建物の状況に合わせて最適なプランをご提案いたしますので、屋根の張り替えを検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。 塗装の基礎知識一覧へ