台風シーズンの雨漏り対策は外壁塗装から|岡山・倉敷 2025.08.12 目次1 はじめに — 台風と雨漏りの深い関係2 雨漏りはなぜ起こるのか — 岡山市・倉敷市の事例2.1 外壁や屋根の経年劣化2.2 コーキングの劣化2.3 モルタル壁のひび割れ2.4 ベランダ・バルコニーの防水不良3 雨漏りのサインを見逃さない4 外壁塗装と雨漏り予防の関係4.1 塗膜の役割4.2 岡山市・倉敷市での劣化スピード5 台風前にやっておきたいチェックポイント5.1 屋根や外壁のひび割れ確認5.2 コーキングのひびや割れチェック5.3 雨樋の詰まり除去5.4 ベランダ排水口の清掃5.5 窓やサッシのパッキン確認6 雨漏り発生時の応急処置7 弊社の雨漏り調査・修理の流れ8 外壁塗装のタイミングと費用9 まとめ はじめに — 台風と雨漏りの深い関係 岡山県は「晴れの国」と呼ばれ、年間の降水量が全国的に見ても少なく、普段は雨漏りの心配があまりない地域と感じられる方も多いでしょう。しかし、台風シーズン(7月〜10月)になると、状況は一変します。短時間で大量の雨が降り、さらに強風が加わることで、普段は雨が当たらない場所にまで水が吹き込みます。特に岡山市や倉敷市は瀬戸内海に面しており、海からの風の通り道となる地形が影響し、台風の際には横殴りの雨や突風が発生しやすくなります。このような条件下では、外壁や屋根に少しでも隙間や劣化があると、そこから雨水が侵入し、雨漏り被害が一気に広がります。弊社にも毎年、台風が通過した翌日から1週間ほどは、雨漏りに関するお問い合わせが急増します。「昨日まで何ともなかったのに、天井から水が落ちてきた」「壁紙が一晩でふやけてしまった」こうした声は珍しくありません。この記事では、台風による雨漏りのメカニズムや予防方法、外壁塗装の重要性、そして弊社が行っている雨漏り調査・修理の流れについて、地域性も交えながら詳しく解説します。 台風シーズン目前!雨漏り無料調査受け付けています 雨漏りはなぜ起こるのか — 岡山市・倉敷市の事例 雨漏りの原因はひとつではありません。岡山地域の特徴を踏まえると、以下のような要因が多く見られます。 外壁や屋根の経年劣化 築年数が10年以上経つと、紫外線や風雨の影響で塗膜が徐々に劣化し、防水機能が低下します。岡山の夏は日照時間が長く、真夏日や猛暑日が多いため、紫外線による塗膜の劣化スピードが速いのが特徴です。塗膜が切れた外壁は、台風の横雨を受けると一気に水を吸い込みます。 コーキングの劣化 サイディング外壁では、板と板のつなぎ目や窓周りにコーキング材が使われています。このコーキングは伸縮性があるため、建物の動きや気温差に対応できますが、経年劣化すると硬化してひび割れや剥離を起こします。岡山市や倉敷市の冬は朝晩の冷え込みが意外と厳しく、昼夜の温度差がコーキングの劣化を早めます。 モルタル壁のひび割れ 倉敷市の古い住宅街や町家エリアでは、モルタル壁の建物がまだ多く残っています。モルタルはひび割れが入りやすく、細いヘアクラックでも台風時の強風雨では浸水の原因になります。特に外壁の上部や窓の角などは、ひび割れが集中しやすいポイントです。 ベランダ・バルコニーの防水不良 弊社の調査でも、雨漏りの原因として多いのがベランダやバルコニーです。排水口の詰まりからオーバーフローする雨漏りや防水シートの劣化、笠木(手すり部分)の隙間など、普段は気づきにくい箇所から水が侵入します。台風の風圧は普段の雨とは比較にならないほど強く、下から吹き上げる水流で一気に室内へ浸入します。 雨漏りのサインを見逃さない 雨漏りは初期段階では目に見えにくく、「気づいたときには被害が進行していた」というケースが多いです。特に台風後は、次のような変化がないか注意深く確認してください。 天井や壁に茶色や黒っぽいシミができる壁紙が浮いたり剥がれたりする押入れやクローゼットがカビ臭くなるサッシや窓枠から水が滲み出るフローリングが膨らんだり反ったりする これらは雨漏りの典型的なサインです。岡山は普段雨が少ないため、こうした変化が現れると一気に深刻化しやすく、早急な対応が必要です。 外壁塗装と雨漏り予防の関係 外壁塗装は美観を保つためだけでなく、家の防水機能を回復させる重要な役割を担っています。 塗膜の役割 塗膜は外壁材を雨水や紫外線から守るバリアです。塗膜が劣化すると、外壁材が直接雨水を吸い込み、内部の木材や断熱材を濡らします。湿気を含んだ内部はカビが繁殖しやすく、家の寿命を縮める要因となります。 岡山市・倉敷市での劣化スピード 瀬戸内海沿岸の気候は塩分を含んだ潮風の影響も受けます。塩害は金属部の錆だけでなく、外壁の微細な劣化を早める原因にもなります。このため、塗り替えの目安は一般的な10〜15年より短く、8〜12年程度での点検が望ましいです。 台風前にやっておきたいチェックポイント 台風の被害を最小限にするためには、事前の点検と清掃が効果的です。 屋根や外壁のひび割れ確認 台風前の点検で最も重要なのが、屋根や外壁に入っているひび割れの確認です。特に南側や西側は、年間を通して直射日光を受ける時間が長く、紫外線によって塗膜や外壁材の劣化が早く進みます。一見すると髪の毛ほどの細いひび(ヘアクラック)でも、そこから雨水が侵入し、外壁内部の木材や断熱材を濡らしてしまう恐れがあります。台風の強風時には、雨が横や下方向から吹き付けるため、普段は雨が当たらない部分にも水が入り込みやすくなります。屋根や外壁の点検は高所作業になるため、無理をせず、双眼鏡やスマートフォンのズーム機能、またはドローンなどを活用して安全に確認することが大切です。 コーキングのひびや割れチェック サイディング外壁の継ぎ目や窓枠まわりに使われているコーキング(シーリング)は、建物の動きや温度変化に追従して雨水の侵入を防ぐ役割があります。しかし経年劣化すると、硬化して弾力を失い、ひび割れや剥離が発生します。岡山市や倉敷市は、夏は猛暑、冬は朝晩の冷え込みが厳しいため、昼夜の温度差が大きく、コーキングの伸縮を繰り返すうちに劣化が早まります。コーキングのひびや剥がれを放置すると、そこから雨水が壁内部に侵入し、下地の腐食やカビの発生を招く恐れがあります。点検時は、コーキングの表面を軽く押してみて、弾力がなく硬くなっていたら補修のサインです。 雨樋の詰まり除去 雨樋(あまどい)は屋根に降った雨水を集めて地面へ流す重要な設備です。落ち葉や砂、鳥の巣などが詰まると、水があふれて外壁に直接かかり、外壁の劣化や雨漏りの原因になります。特に台風時は短時間に大量の雨が降るため、少しの詰まりでも一気に水があふれ出し、外壁のひびやコーキングの隙間から浸水してしまいます。また、溢れた水が基礎周りに落ち続けると、シロアリ被害や地盤の緩みを招くこともあります。定期的に雨樋の中を確認し、詰まりや破損があれば早めに清掃・修理することが大切です。 ベランダ排水口の清掃 ベランダやバルコニーは、外部からの雨水を排水口から流す構造になっていますが、この排水口が泥や枯れ葉で詰まると水が溜まり、室内側へ浸入する危険があります。特に台風時は、風で飛ばされた葉やごみが一気に排水口に詰まり、水位が急上昇します。さらに防水層や笠木(手すり部分)のわずかな隙間からも浸水が起きやすくなります。ベランダの排水口は、台風前に必ず清掃し、排水経路に異物がないかを確認しましょう。普段から月に一度程度、ほうきやブラシで簡単に掃除するだけでも、雨漏りリスクを大きく減らせます。 窓やサッシのパッキン確認 窓やサッシの周囲にはゴム製のパッキンがあり、これが外からの雨水を防ぐシールの役割をしています。しかし、紫外線や経年劣化で硬化・ひび割れが進むと、隙間から雨水が侵入しやすくなります。台風の横殴りの雨では、普段は濡れない窓枠やサッシの角にまで水が入り込み、室内側にしみ出してくるケースが少なくありません。パッキンが硬くなっていたり、指で押すと割れてしまう状態であれば交換が必要です。また、サッシと外壁の取り合い部もコーキングで防水されているため、合わせて点検すると安心です。 雨漏り発生時の応急処置 もし台風中や直後に雨漏りが発生したら、まずは安全を確保してください。 室内に落ちてくる水はバケツや洗面器で受ける家具や家電は濡れない場所へ移動濡れた部分はタオルや雑巾で吸水屋根や外壁の応急処置は必ず業者へ依頼 台風直後は屋根が滑りやすく、転落事故の危険が高まります。弊社では台風後の緊急対応チームを編成し、仮補修から本格修理まで迅速に対応しています。 弊社の雨漏り調査・修理の流れ 弊社は岡山市・倉敷市を中心に、雨漏り調査・修理に特化した施工実績があります。調査から修理までの流れは以下の通りです。 ヒアリング 発生状況・時期・過去の修理履歴を詳しく伺います。 「どの方向からの雨で漏れたのか」などの情報が重要です。目視点検・写真撮影 屋根・外壁・窓周り・ベランダなど漏水リスクの高い場所を確認します。最新機器による調査 - 赤外線カメラで壁内部の湿気を可視化 - 散水試験で実際に雨を再現し漏水経路を確認原因特定と報告書作成 原因を特定し、写真付きで報告します。修理プランのご提案 原因に合わせて、防水工事・外壁塗装・屋根補修など最適な工法をご提案します。施工とアフターフォロー 施工後も点検を行い、再発防止を徹底します。 外壁塗装のタイミングと費用 雨漏りを防ぐための外壁塗装は、予防的なメンテナンスとして行うのがベストです。岡山市・倉敷市の一般的な2階建住宅(延床30坪前後)での費用相場は以下の通りです。シリコン塗料:80〜110万円フッ素塗料:100〜140万円無機塗料:120〜160万円弊社では耐久性・防水性・コストバランスを考慮し、お客様のご要望に沿ったプランをご提案しています。 まとめ 台風シーズンは、普段は雨漏りと縁がないと思っている岡山県でも、一気に被害が拡大する時期です。外壁塗装は単なる美観のためではなく、家を守る防水機能を維持する大切な工事です。弊社は岡山市・倉敷市で培った豊富な経験と最新の調査機器を駆使し、雨漏りを根本から解決します。台風前の点検や定期メンテナンスを通じて、大切な住まいを長く快適に保ちましょう。 雨漏りはどうして起こる?原因は?雨漏りが起こりやすい理由 塗装の基礎知識一覧へ