「外壁塗装は今ムリ」と思ったら 後悔しない選び方 2025.08.04 目次1 はじめに2 外壁塗装を先延ばしにするとどうなる?2.1 劣化のスピードは年々加速する3 雨漏りが起きたら費用はさらに膨らむ4 手元にお金がない…そんな時の選択肢4.1 リフォームローンの活用4.2 本当に必要な箇所だけを補修する4.3 アウトレット塗料を使って塗料費を節約4.4 キャンペーンを活用4.5 火災保険が使えるケースも5 外壁塗装の費用を賢く管理するポイント5.1 事前の合い見積もりで費用感を把握5.2 必要な工事と不必要な工事を見極める5.3 自社施工の業者を選ぶ6 「今すぐ」は無理でもできる準備を7 まとめ はじめに 外壁塗装は、住まいを長持ちさせるために欠かせない大切なメンテナンスです。しかし、いざ「そろそろ外壁塗装の時期かな…」と気づいても、家計にはさまざまな出費が重なりがちです。たとえば、子どもの進学や習いごとの費用、車検や保険の支払い、さらには家電の買い替えなど、日常生活の中で優先される支出が多く、「今は無理かも」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、外壁の劣化は待ってくれません。今回は「今はお金がないけど、外壁塗装の必要性を感じている」という方のために、外壁塗装の基礎知識と、家計に負担をかけずに賢く工事を進めるためのヒントをご紹介します。 外壁塗装を先延ばしにするとどうなる? 劣化のスピードは年々加速する 外壁塗装の目安はおよそ10年ごととされていますが、実際には使用している塗料の種類や立地条件、日当たり、風通しなどによって劣化のスピードは異なります。築10年を過ぎると、目に見える劣化(色あせ、チョーキング、ひび割れ、コーキングのやせ、苔・カビなど)が現れやすくなります。この劣化を放置すると、表面だけでなく建物内部まで水分が侵入し、構造材を傷める原因になります。すると、外壁塗装だけでは済まず、防水処理や木部の交換といった大がかりな修繕工事が必要になるケースも出てきます。 雨漏りが起きたら費用はさらに膨らむ 最も注意したいのが「雨漏り」です。外壁や屋根の劣化を放置した結果、内部に雨水が浸入すると、天井・壁のシミやカビ、クロスのはがれ、床下の腐食など、修理範囲が大きくなってしまいます。このようなケースでは、修繕費用が数十万円から100万円以上に達することも少なくありません。外壁内部の雨漏りに気が付かず、シロアリが発生、シロアリで腐食した箇所の工事で外壁の張り替えになり100万円を超えたケースもありました。 手元にお金がない…そんな時の選択肢 外壁塗装は高額な出費とされがちですが、実はさまざまな方法で「家計にやさしい工事」を実現することができます。以下に、お金がない状況でもできる外壁塗装の賢い方法をご紹介します。 リフォームローンの活用 住宅のメンテナンス工事には「リフォームローン」を利用することができます。銀行や信用金庫、住宅専門のローン会社などが提供しており、金利も比較的低めに設定されていることが多いです。数十万円から数百万円まで借りられる商品もあり、支払いを数年に分けて月々の負担を軽くすることができます。 本当に必要な箇所だけを補修する 「全面塗装は難しいけれど、何もしないのは心配…」という方におすすめなのが、“部分補修”です。たとえば、コーキングが切れている部分だけを打ち替える、ひび割れの出ている外壁の一部だけを補修するなど、最低限の劣化箇所に絞って工事をする方法があります。これにより、数十万円単位の費用を抑えることができ、応急処置として今後の計画に備えることも可能です。診断を受けたうえで、緊急性の高い部分だけを優先的に直すという選択肢も、賢いメンテナンス方法のひとつです。 アウトレット塗料を使って塗料費を節約 外壁塗装の費用の中で大きな割合を占めるのが「塗料代」です。実は、塗料メーカーや施工業者によっては、余剰在庫やロット違いのために販売できない「アウトレット塗料」を格安で提供していることがあります。性能は通常品と同等であることが多く、最大で半額近い価格で施工できることもあります。 岡山市、倉敷市、総社市限定|アウトレット未使用塗料で最大80%以上お得に外壁塗装する方法 キャンペーンを活用 地域の塗装会社やリフォーム会社では、期間限定のキャンペーンを実施していることがあります。リフォームサポート塗夢では、ホームページを見てお問い合わせをしてくださった方に限って「シリコン塗料のお値段そのままでフッ素塗料に!ランクアップキャンペーン」をやっています。シリコン塗料の料金でフッ素塗料で塗装できるのでとってもお得なキャンペーンです。毎月先着3名様までになりますが、大人気のキャンペーンなので継続中です。 火災保険が使えるケースも 意外と知られていないのが「火災保険の適用範囲」です。たとえば、台風や突風、大雪によって外壁や屋根が破損した場合、その修理に火災保険が適用されることがあります。保険の種類や契約内容によって異なりますが、過去の自然災害の被害が証明できれば、数十万円の保険金が下りることもあります。 倉敷市 屋根・外壁の塗装工事に火災保険が使えるって本当? 外壁塗装の費用を賢く管理するポイント 事前の合い見積もりで費用感を把握 費用を抑えつつも安心できる工事をするためには、まず複数の業者から合い見積もりを取りましょう。同じ家でも、業者によって見積額に数十万円の差が出ることもあります。見積書を比較する際には、塗料のグレード、工事の範囲、保証内容などをよく確認することが大切です。 必要な工事と不必要な工事を見極める 外壁塗装の見積もりには、必要な項目のほかに、業者によっては必要以上の工事が提案されることもあります。例えば、まだ劣化していない部分の交換や、不要なコーティングの追加などです。信頼できる業者としっかり話し合い、どの部分が「今必要な工事」なのかを見極めましょう。 自社施工の業者を選ぶ ハウスメーカーや家電量販店、ホームセンターなどで外壁塗装をするとどうしても中間マージンが発生します。自社施工の業者に依頼することで、費用を抑えることが可能になります。また、地元の業者であれば、アフターサービスも受けやすく安心です。 「今すぐ」は無理でもできる準備を 「今すぐ工事は難しい」という場合でも、今できることがあります。 無料診断を受けて、劣化状況を把握する見積りだけ取って費用感を知る築年数や塗料の年数を確認しメンテナンス時期を知るキャンペーン情報を定期的にチェックする貯金の目標を設定して計画的に資金を用意する 準備をしておくことで、「いざというとき」に慌てずに対応できるようになります。また、診断を受けた結果、急いだ方がいいと分かれば、前述のリフォームローンなどの選択肢を検討するきっかけにもなります。 まとめ 外壁塗装は、家の健康を守るために欠かせないメンテナンスです。「今は家計が厳しい」と感じていても、工夫次第で負担を軽減しながら対応できる方法はあります。先延ばしにすることで、逆に修繕費が膨らむリスクがあることを忘れず、できるだけ早い段階で行動に移すことが、結果的に家計と住まいを守ることにつながります。リフォームローン、アウトレット塗料、キャンペーンの活用、火災保険の活用など、選択肢を知っているだけでも安心感が生まれます。まずはできることから一歩踏み出してみてください。あなたの大切な住まいがこれからも安心して暮らせる場所であり続けるために。 塗装の基礎知識一覧へ