雨漏りはどうして起こる?原因は?雨漏りが起こりやすい理由 2023.07.26 目次1 雨漏りは屋根からだけではありません!雨漏りの起きやすい場所とは!?1.1 屋根1.2 外壁1.3 ベランダ1.4 笠木の板金部2 雨漏りの原因を特定するには??2.1 目視調査2.2 散水調査2.3 水分計調査2.4 サーモグラフィー調査3 まとめ いつもブログを読んでくださりありがとうございます。こんにちは!突然ですが、雨漏りに悩んだことはありませんか?雨漏りは建物の所有者や住民にとって非常に厄介な問題です。雨漏りが発生しているにもかかわらず、「まだ大丈夫だろう」と放置してしまうと、後々取り返しのつかない被害を招くことがあります。例えば、柱や梁が腐食してしまったり、腐食するとシロアリの発生を引き起こしたりすることもあります。そのため、雨漏りは軽視できない問題なのです。今回は発生場所別に雨漏りの原因をお伝えします。 雨漏りは屋根からだけではありません!雨漏りの起きやすい場所とは!? 屋根 雨漏りする箇所で一番多いのは屋根です。屋根の雨漏りの要因は、屋根材のひび割れや割れ、防水シート(ルーフィング)の劣化などによるものがあります。 瓦の割れ 瓦、屋根材の割れやひび割れから雨水が多く入り込み雨漏りに繋がる場合があります。防水シートが劣化していない限りは、防水シートが雨水を防ぐので、すぐに雨漏りにはなりませんが、雨水が当たることで防水シートの劣化が早くなり、雨漏りするケースがあります。ひび割れは放っておくと大きなヒビになり欠けることがあります。 屋根材の穴 屋根に穴が空くことは、瓦や厚いセメント瓦では起こることが少ないですが、板金屋根ではあります。板金屋根が錆びて腐食すると、穴が空き雨水が入ってしまいます。 外壁との取り合い 外壁と屋根のくっついた部分、ここも雨漏りしやすい箇所です。うまく取り合いの部分が施工できていないと、ほぼ雨漏りします。 上の写真は外壁と屋根の取り合い部分の施工不良により雨漏りしていました。雨漏りとして症状が出たのは築後何年も経ってからです。雨漏りは少しずつ建物を劣化させ、被害を大きくしていくのでこわいです。 外壁 外壁のひび割れ 外壁のひび割れは塗膜の割れだけの場合と、基材まで割れている場合とがあります。基材まで割れていると、雨水が入り込み基材を傷めてしまうのでかなり危険になります。サイディングの外壁は、コーキングが劣化すると外壁材が割れることがあります。 コーキングの切れ コーキングはサイディングやALCパネルなど、ボードの外壁にある目地のことを言います。建物が動いたり伸縮するときにボード同士がぶつかり割れるのを防ぐため、ゴムのように伸縮性のあるコーキングを打って隙間を取ってあります。コーキングは劣化するので、硬くなり伸縮性がなくなります。そのため、コーキングの機能を果たせずサイディングが割れたり歪んだりしてしまいます。 コーキングが切れた箇所から雨水が入ることがあります。雨水が入って、すぐに室内に入ることはありませんが、防水紙を留めているビスを雨水が劣化させ、室内に入る事例は多くあります。 ベランダ 防水層のひび割れ ベランダの防水層にはさまざまな種類がありますが、どの防水層でも割れると雨水が入り雨漏りしてしまいます。FRP防水は、現在、一般住宅の新築時に一番よく使われている防水です。ガラス繊維マットを使っているので硬く丈夫なところが特徴ですが、割れてしまうと浮いて基材を傷めてしまいます。 笠木の板金部 バルコニーの笠木の板金部も雨漏りしていることが多いです。板金は穴が空かない限り雨水を通すことはないのですが、板金の施工の不具合で雨漏りしていることがあります。特に板金の接合部からの雨漏りが多いです。 雨漏りの原因を特定するには?? 目視調査 雨漏りは目視調査をしてどこから雨漏りしているのか確認します。建物の外側から見て、雨漏りしていそうな箇所には散水調査や、水分計で調査をします。屋根の雨漏りには屋根裏に入って目視調査をします。 散水調査 散水調査は実際に水をかけてどこから水が出てくるのかを調査します。雨漏りは、建物内に入ると枝分かれして進んでいくので、どこから侵入するのか侵入経路を発見することが大事です。 水分計調査 水分計を使って建物にどの程度の水分が含まれているのか調査します。サイディングでしたら、乾いた状態で通常が5%前後です。なので30%を超えているとなるとサイディングに水を含んでしまっている状態です。どこからか雨漏りしていることが分かります。 サーモグラフィー調査 雨漏りが分かりにくいときはサーモグラフィー(赤外線カメラ)を使って原因の特定をいたします。温度変化が計測できるので水の流れている箇所が分かり、雨漏りを特定することができます。 まとめ 雨漏りは屋根だけじゃなく、外壁やベランダからも起こります。雨は建物を劣化させるので雨漏りはすぐに止め、繰り返させないことが大事です。リフォームサポート塗夢では、外壁屋根調査・診断で雨漏りがないか、建物の不具合はないかを見ています。雨漏りの原因はさまざまですが、建物の劣化によるものと、意外に多いのが初期の不具合からです。雨漏りは雨水が枝分かれして少しずつ進行していきます。早めに食い止めることが重要です。雨染みを見つけたり、剥がれている箇所を見つけたら要注意です。おかしいな?と思ったらお気軽にお問合せくださいね♪ 塗装の基礎知識一覧へ