なぜ木製の塗装は剥がれやすいのか。
- 雨漏り対策
みなさんは、木製のものに塗装をしたことがありますか?
今はDIYなどが流行しているので、自分で木材を買ってきて、
何かを作ってから塗装するということもしたことがある
という方が多少いらっしゃるかもしれません。
ですが、木製のものに塗装をしても剥げやすいな、
と思ったことはにでしょうか?
実は一般的にウレタン樹脂や合成樹脂を調合したものを
使っていると思うのですが、
それを希釈するときにシンナーを使っているのか、
もしくはボイル油を使っているのかによって
耐久性の違いが出てくるんですね。
シンナーは木に浸透しないで表面だけで乾燥してしまうので、
塗料が表面だけについている状態であるために、はげやすいんですね。
ですが、ボイル液は蒸発しにくいので、剥げにくくなるほか、
空気を含みながら高温になるので、酸化しながら硬化するので、
木の内部にも塗料が浸透することで剥げにくいと言われています。
また木材は水分を含んでおり、
気温や湿度の変化によって水分を吸収したり放出したりと
少ないながらも変化をしているので
塗料が剥がれやすくなってしまうんですね。
この収縮運動についていけなければ
塗料ははがれてしまうことになります。
だからこそボイル油で希釈された塗料で
収縮運動に対応していきたいですね。