外壁塗装の仕上げ方の種類~スタッコ編~
- 雨漏り対策
地元岡山で愛される塗装専門店を目指すリフォームサポート塗夢代表小山です。
前回に引き続き、今回はスタッコという塗装の仕上げ方を紹介します。
スタッコとは、けい酸質系やセメントモルタルと合成樹脂を外壁に5~10ミリくらいの厚さで吹き付けた後に、
コテやローラーを使い塗り伸ばしたり抑えたりして調整しながら仕上げる方法です。
これまでに紹介した、吹き付けタイルの押さえ仕上げとリシンの特性を両方持つ吹き付けタイルがスタッコです。
スタッコ吹き付けの特徴は、リシン吹き付けと比べると、石造の建物の様な印象になるので、高級感や重厚感があります。
スタッコ吹き付けは厚めの吹き付けになるので、立体感が出て、継ぎ目もしっかり失くすことができます。
スタッコ自体はざらざらとしていますが、仕上げで質感をチェンジさせることもできます。外壁・内壁・天井などの仕上げに用いられます。
一方、スタッコの欠点としてあげられるのは、塗装面の凹凸が激しい為、汚れやすいことです。
塗り替え時は、塗料の吸い込みが非常に多く、塗料も大量に消費してしまい、施工に手間が掛かってしまいます。
また、塗り替え塗料は、湿気による塗膜の膨れを抑える為、透湿性を持った塗料を選定する必要があります。
近年、このスタッコ吹き付けを採用した家が多くありますが、再塗装するとなった場合、高圧洗浄の後に新たに下塗りから始めるところ、
スタッコ吹き付けの外壁の場合、砂まじりなので凸凹しており、しっかり塗装ができないことが懸念されます。