倉敷市で外壁の塗装中!下塗りで山上げをし、厚膜に塗ります!
- 雨漏り対策
こんにちは!岡山県内の感染者数が日に日に増えていっていますね・・。テレビでは換気とマスクが大事と言っていますね!窓を2箇所開けて5分でも換気ができると言われていたので、毎朝、洗濯物を干すときに必ず開けるようにしています。
さて、今日は倉敷市日ノ出町の現場です。
既存の外壁はサイディングボードで、塗装は吹き付けのリシンでした。数か所外壁が割れているところがありました。今回の塗装では、外壁が割れにくいように、厚膜を付けるやり方で塗装しています。
厚膜を付ける塗装の方法は、ただたっぷりと塗料を塗るのではありません。まず下塗りには微弾性の塗料を使います。塗料にも種類があるので厚膜が付くもったりとした厚みのある下塗り材を塗ります。
↑この微弾性の塗料、ソフトサーフSGを使います。ゴムのような伸縮性のある下塗り材なので、建物が動くときに一緒についていく特徴を持っています。”追従できる”と言うんですが、このおかげでひびわれしにくくなるんです。
このサーフで下塗りをします。下塗りは外壁と上塗りの塗料をしっかりと密着させるために塗ります。分かりやすく言うと、のりのような役割です。
この下塗りをするときに、厚膜をつけるために、でこぼこと塗膜を立たせながら塗っていきます。これを”山上げ”と言います。
↑こんな感じになります。まだ塗装1回目の下塗りの段階ですが、とてもきれいです!このでこぼこの山を均一に、きちんと立たせておかないと、上塗りで仕上げたときにムラが出てしまいます。
↑この引っ掛けてあるローラーを使います。普段使っているローラーより、目が粗いので塗膜が立ちあがり、ツンツンとした山上げができます。このローラーをマスチックローラーと言います。
この下塗りで山上げをしてから、上塗り1回目、上塗り2回目をして完成です。上塗りの塗料は高耐久の無機塗料を使います。北面の外壁はとくに、苔や藻が生えていたので、無機塗料がぴったりです。無機塗料は名前のとおり無機質な物でできているので苔や藻が生えにくいのです。紫外線にも強く、色あせや変色は起こりにくいです。静電気も発生させにくいので汚れも付きにくい、親水性が高く、雨水で汚れが流れやすいなど、いいところだらけです。デメリットとしては、費用が高いことや、塗膜が割れやすいなどありますが、下塗り材を微弾性にするなどで大丈夫です。
塗膜の劣化が少なく、長持ちするでとてもいい塗料ですよ!