倉敷市の人気洋食屋「えびめしや」外壁塗装工事 2025.08.26 リフォーム 目次1 はじめに:倉敷市の人気洋食店「えびめしや」とは2 2回目の塗装に込められた想い3 打合せの様子:色を選ぶ真剣なまなざし4 窓枠の色をめぐる新しい挑戦5 90歳を超えるオーナー様の想い6 施工の流れ:思い出を重ねる作業6.1 コーキング打ち替え・クラック修繕(下地処理)6.2 高圧洗浄6.3 下塗り6.4 中塗り・上塗り7 完成:オープン当初の姿が甦る8 まとめ:店舗塗装に込められる想い はじめに:倉敷市の人気洋食店「えびめしや」とは 倉敷市にある「えびめしや笹沖店」は、岡山県民にとって特別な洋食屋さんです。名物の「えびめし」は、真っ黒なご飯にプリッとした海老をたっぷりと使った岡山のソウルフード。県外から訪れる人々にも人気で、ランチタイムには地元の常連さんから観光客まで、多くのお客様で賑わいます。今回ご紹介する施工事例は、そんな地域に愛される「えびめしや笹沖店」の外壁塗装工事です。ただの塗装工事ではありません。そこには90歳を超えるオーナー様の深い想いと、建物の歴史を紡ぎ直す物語が込められていました。 2回目の塗装に込められた想い 「えびめしや笹沖店」は今回で2回目の塗装工事。前回の塗装では、外壁をやさしいサーモンピンクに仕上げていました。やわらかな雰囲気で、多くのお客様に親しまれた色合いです。しかし、今回オーナー様が望まれたのは「サーモンピンクではなく、もっと特別な色」。その言葉の裏には、「オープン当初の色をもう一度取り戻したい」という強い気持ちがありました。打ち合わせの席にオーナー様が持参されたのは、建物が完成した当時の古い写真。そこに写っていたのは、真っ白な外壁と、鮮やかなブルーグリーンの屋根でした。「この色がえびめしやの始まりなんだよ。できた当時は、本当にきれいだったんだ」写真を手にしたオーナー様は、懐かしそうにそう語られました。 打合せの様子:色を選ぶ真剣なまなざし 色を決める作業は、お客様にとっても大きな楽しみであり、同時に難しい瞬間でもあります。特に今回のように「過去の色を再現したい」というケースでは、写真と実際の色を照らし合わせながら進めなければなりません。写真で見る色と、現実の塗料サンプルの色は、光の加減や経年変化によってどうしても違いが出ます。オーナー様は真剣にサンプルを見比べながら、「当時の鮮やかさはこんな感じだったかな」「少し濃すぎるかな」と思い出をたどっていらっしゃいました。ときにはじっと目を閉じて、当時のえびめしやの姿を思い浮かべるように。その表情からは、「どうしてもあの色をもう一度再現したい」という強い決意が伝わってきました。私たちはそのお気持ちに寄り添い、いくつものサンプルを用意し、カラーシミュレーションを行いました。画面上やプリントで確認しながら、少しずつ候補を絞り込み、「これならきっと、あの頃の色に近い」と納得いただける色を見つけていきました。 窓枠の色をめぐる新しい挑戦 外壁をホワイトに、屋根をブルーグリーンに決めるまでは比較的スムーズに進みました。しかし最後に悩まれたのが「窓枠の色」でした。古い写真を見ると、当時の窓枠は外壁と同じホワイトに塗られていました。しかしオーナー様は「今回は少し変えてみたい」とのご希望を持たれていました。「でも、どの色が合うのかは分からないんだよね」悩まれるオーナー様に対して、弊社社長が提案したのは「薄いグレージュ」でした。真っ白な外壁と、鮮やかなブルーグリーンの屋根。その調和を保ちながら、やさしく引き締める色。カラーシミュレーションにかけてみると、その絶妙なバランスにオーナー様も笑顔を見せてくださいました。「これはいいね。落ち着いていて、すごく上品だ」こうして、外壁・屋根・窓枠のすべての色が決まりました。 90歳を超えるオーナー様の想い 今回の工事において、最も心を打たれたのはオーナー様の言葉でした。「もう90歳を過ぎたし、これが最後の塗装になると思う。だから、建てた当初の姿をもう一度見たかったんだ」その言葉を聞いた瞬間、私たちの胸にも熱いものがこみ上げました。ただ建物を塗り替えるのではなく、大切な思い出を蘇らせるお手伝いをしているのだと。お店の歴史とオーナー様の人生が重なり合う「えびめしや」。その原点に戻るための塗装工事を任せていただけることに、塗装屋としての誇りと責任を強く感じました。 施工の流れ:思い出を重ねる作業 工事はいつも通りの工程をひとつひとつ丁寧に進めていきます。 コーキング打ち替え・クラック修繕(下地処理) 外壁のコーキングは劣化が進行し硬くなり割れている箇所も多くありました。全て撤去して新たに打ち替えます。外壁のサイディングには割れている箇所もあり、クラック補修をします。下地を整えることで仕上りの美しさと耐久性を高めます。 高圧洗浄 長年の汚れや古い塗膜をしっかり洗い落とし、新しい塗装が密着するようにします。飲食店なので換気フードの下の油汚れが蓄積されます。高圧洗浄とブラシを使い落としていきます。 下塗り ホワイトの外壁に生まれ変わる第一歩。下塗りを丁寧に重ねることで、色の発色と持ちを良くします。 中塗り・上塗り ホワイトの外壁、ブルーグリーンの屋根へと、少しずつ色が重なっていく瞬間は、職人にとっても感動のひとときです。施工中、通りすがりのお客様から「明るくなったね」「またきれいになって嬉しい」という声をいただき、えびめしやが地域にどれほど愛されているかを改めて実感しました。工事期間中は、定休日の日に足場設置や高圧洗浄を行いました。塗料は臭いがかなり少ないものを使用しました。 完成:オープン当初の姿が甦る すべての工程を終え、足場を解体した瞬間。そこに姿を現したのは、まさにオーナー様が思い描いていた「オープン当初のえびめしや」でした。真っ白に輝く外壁。鮮やかで爽やかなブルーグリーンの屋根。そして、やさしく全体を引き締めるグレージュの窓枠。「本当に昔の色が戻ったみたいだ。ありがとう」完成後、オーナー様の目には涙が浮かんでいました。その表情を見た瞬間、この工事に携われたことを心から誇りに思いました。 まとめ:店舗塗装に込められる想い 今回の「えびめしや笹沖店」の外壁塗装は、ただ建物を美しくするためのものではありませんでした。それはオーナー様の思い出を再現し、地域に愛されるお店の歴史を未来へとつなぐための工事でした。外壁塗装というと「劣化を防ぐ」「美観を保つ」といった実用的なイメージが先行しがちですが、実際にはお客様の想いを形にする、とても感情的な側面を持っています。今回のように「昔の姿を取り戻したい」「特別な思い出を再現したい」という願いを叶えることこそ、私たち塗装職人の大きな役割だと改めて感じました。倉敷市で店舗の外壁塗装やカラーシミュレーションをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。お客様の大切な想いに寄り添いながら、最適なご提案と確かな施工でお応えいたします。 新築の姿を再現したい!カラーシミュレーションで実現します お問い合わせはこちら 倉敷市 レストランの塗り替え 色打ち合わせをしました 倉敷市 レストランの屋根外壁塗装工事がスタートしました! 倉敷市 レストラン外壁塗装 屋根の洗浄と窓枠を塗装しました ブログ一覧へ 関連記事をチェックする