現場調査が教えてくれる事!(^^)!
- 雨漏り対策
今日は塗夢のチラシを見たお客様よりお問い合わせ頂き早朝から現調に行きました。
本宅の塗替えとガレージ入口ゲートの塗装案件。
本宅のほうは何ら問題なく通常の塗替え工事ですが、問題があるのは入口ゲート部分。
どこが問題かというと裏面に回るとさぁ~大変
外壁のあちこちに大きな膨れがあります。しかも内部のモルタルはサクサクになり完全にモルタルが中性化しています。
お客様も何回か補修して塗装したんだけど何回やってもこうなるんだとボヤいてました。
この現象には2つの要因があると思います。
まず一つ目は屋根部分の防水施工が全くされないため、水分が壁面に滞留してしまう事。
屋根の状態↓
もう一つはスラブはコンクリートですが壁面はブロックである事。
ブロックは構造上、3つの穴が空いてます。積み上げたブロックの空洞の部分に結露水が溜まり乾燥と同時に水分が壁面に押し出せれて出来てきます。
塗装して無い場合は水蒸気として蒸発しますが、塗膜があるとサンドイッチ状態となり表層のモルタルがアルカリ成分を失い中性化してしまいます。
お客様には防水をしてもブロック構造である以上、またなる可能性はありますよと説明しました。
ちょっとした知識があれば建築時にアドバイスが出来るのですが、知識不足が招いた不幸ではないでしょうか。
ではまた明日