溶剤は実は塗膜にならないんです。
- 雨漏り対策
みなさん、塗装をした時には
最後に塗った塗料が塗膜となりますが、
実は溶剤は塗膜にはならないって知っていましたか?
以前もブログでこの塗膜となる成分と、
塗膜にはならない成分についてお話しましたが、
今回はもう少し詳しく説明したいと思います。
溶剤ときくと、なんだか専門的な薬品のように感じますが、
これは実は塗装の色とはあまり関係がないんですね。
この溶剤というのは、
塗膜となる固形のものをそのままでは塗ることができないので、
溶解して、液体にするために使われるものです。
天ぷらの衣をつけるときにも、
天ぷら粉のままだと固形なので食材につけることはできませんが、
水と混ぜることによって液体状にしてからつけると
キレイに衣をつけることができますよね。
これと同じことが外壁塗装のときにも起きているんです。
固形である顔料や樹脂などを有機溶剤や水などを使って溶かす。
これには石油系の混合溶剤や、ミネラルスピリット、
トルエンやキシレン、酢酸プチルなどといった
聞きなれないものが使われています。
もちろん水も使うこともありますよ。
だから、これらの溶剤は実際は塗膜となって残るものではなく、
塗膜になるものを壁につきやすくするために使われているんですね。