コンクリートの中性化とは
- 雨漏り対策
地元岡山で愛される塗装専門店を目指すリフォームサポート塗夢代表小山です。
コンクリートの中性化というものをご存知でしょうか?
近年地球温暖化や酸性雨の影響によって、コンクリートが中性化すると言う場合があります。
今回は、コンクリートの中性化に潜む危険性についてご紹介します。
コンクリートはアルカリ性をもっています。
それはなぜか、セメントを作る工程の中で、供給される非常に高いアルカリ性を含む水酸化カルシウムが、 コンクリートをpH12以上という高いアルカリ状態に保つためです。
そのために、コンクリートは鉄筋を保護するために用いられます。
コンクリートの内部に入れられた、鉄筋に不導体被膜という薄い酸化化合物の皮膜を作ることによって鉄筋を保護しております。
日本の雨はかつては中性であり、コンクリートのアルカリ性は保たれていました。
しかし、近年、地球温暖化の影響により雨が賛成を帯びる酸性雨が多くなり、 日本も酸性の雨が降るようになりました。
その影響によって、アルカリ性を保っていたコンクリートが徐々に酸性を中和する作用を起こして、 コンクリートがアルカリ性から中性になって、鉄筋を保護していた被膜が無くなり、 鉄筋が酸性の雨によって腐食されるという事態が起きています。
これによって耐震面にも大きな問題がはらみつつあります。