チョーキングの危険性
- 雨漏り対策
今回はチョーキングについて原因と危険性についてご説明させて頂きます。
まず、チョーキングとは、 外壁の表面を手でこすってみると、 白い粉状になっているのがチョーキングと言われる白化現象です。
塗装表面が自然現象で劣化し、塗装表面が次第に粉状に消耗していく現象をいい、 本来の艶を失ってしまうとこうなります。
表面塗膜がそろそろ寿命という典型的な症状です。
チョーキング現象を放置すると、 外壁のサイディング(建物の外壁に使用する,耐水・耐天候性に富む板)が水を含んでしまい、壁内の鉄部材や木材を腐食させてしまう場合があります。
腐食してしまうと、外壁が崩れ落ちる場合があったり、木材部分まで腐食が及ぶと、家が傾く恐れも出てきます。
家に隙間が出来ることで断熱性も低下しますし、冷暖房が効きにくくなり光熱費が高くなるのに、夏場は暑い家で冬場は寒い家となってしまいます。
コンクリートの中性がと呼ばれる外壁コンクリートに含まれるセメント成分が、中性化して本来あるはずの強度を失います。
また、壁自体が雨や湿気をもろに受けますので、そのうち侵入を防げなくなり住居部分へ水分が漏れ出す雨漏りが起きてしまう場合もあります。