倉敷市アパートの塗装 ALCパネルは防水塗装で雨漏りを防ぐ 2023.08.17 塗装 目次1 建物は強度の高いALCパネルですが塗装していないと雨漏りを起こしやすいです。1.1 ALCパネルってどんな外壁材?1.2 ひび割れは細いヘアークラックでも補修材で充填します2 塗装は防水塗装で厚膜を付け割れにくく2.1 塗膜を山上げして厚膜にしていきます2.2 伸縮性の高いレナエクセレントでひび割れしにくく こんにちは!外壁塗装も屋根塗装も防水工事も外なので暑くてたまりませんね。でも暑さのピークもそろそろだと思えば、すぐに涼しくなってくるはずです!がんばりましょう。さて、今日は倉敷市の4階建てアパートの塗装工事です。 建物は強度の高いALCパネルですが塗装していないと雨漏りを起こしやすいです。 こちらのアパートは、2箇所で雨漏りを起こしていました。今回の工事では、外壁の塗装と屋上、ベランダの防水工事、階段・廊下の長尺シート貼り工事、雨漏り修繕工事をします。外壁にはALCパネルが使われています。 ALCパネルってどんな外壁材? ALCパネルは、軽量気泡コンクリートパネルとも呼ばれていて、その名の通り、軽量なコンクリートで、強度の高い外壁材です。軽量なので耐震性が高く、燃えにくいことから、大型店舗やモールの外壁、大型倉庫や工場の外壁などによく使われています。コンクリートなのに軽い理由は、中が気泡状になっているからです。軽石のように水に浮くんです。丈夫で耐久性の高い外壁材ですが、塗装メンテナンスを定期的にしないと、雨漏りしやすい外壁材なんです。気泡になっているので、ひび割れから雨水が入ってしまうと、雨水が進みやすく雨漏りしてしまうんです。住宅でも使われている外壁材で、雨漏りをしているお家もいくつも見てきました。塗装をきちんと繰り返ししていると長持ちする外壁材です。 ひび割れは細いヘアークラックでも補修材で充填します ALCパネルのひび割れは、幅が0.3ミリ程度のヘアークラック(髪の毛くらい細いひび割れ)でも要注意なんです。モルタルの外壁では、ヘアークラック程のひび割れだと、塗装で十分補修できますが、ALCパネルは雨水が中で進んでいて、外から見るより中の方がひび割れが大きくなっているんです。 ひび割れの補修は、Uカットして補修材で埋めます ALCパネルのひび割れの補修は、サンダーでひび割れを大きく削ってから補修材で埋めていきます。サンダーで外壁を削ると、ひび割れが中で大きくなっていることがよく分かります。 ALCパネルのひび割れは、中の方が広く深くなっているのでサンダーでしっかりとカットし、補修することが大事です。カットすると中が軽石みたいに気泡がたくさんあるのもよく分かりますね。 塗装は防水塗装で厚膜を付け割れにくく 塗膜を山上げして厚膜にしていきます ALCパネルの外壁は、防水塗料のレナエクセレントを使います。ひび割れが起きやすいので、塗装で山上げをし厚膜を付け、ひび割れが起きにくい外壁にします。山上げと言うのは、特殊なローラーで塗膜を立たせ、塗膜に厚みを付ける塗装方法です。今回はこの山上げ作業を2回するので、厚みが増し、立体感が出て模様も大きく美しく仕上がります。 伸縮性の高いレナエクセレントでひび割れしにくく 防水塗装の塗料、レナエクセレント(エスケー化研)は弾性でとてもよく伸縮します。この伸縮性が高いことで、建物の動きに塗膜が追従でき、ひび割れを防ぐことができるんです。この塗装の場合は、下塗り1回、防水塗料レナエクセレント2回、上塗り2回の全部で5回の塗装です。上塗りも弾性を使い防水塗装に追従できるようにします。ALCパネルは雨水が入ってしまうと気泡のおかげでどんどん奥へと進んでしまうので、雨水を侵入させない防水塗装がオススメなんです。今回の雨漏りは一つは外壁からの雨水の侵入で、もう一つはベランダからの侵入でした。外壁からの雨水の侵入は外壁を防水塗装したので止まります。ベランダからの侵入はベランダの防水工事をして雨水を止めます。ベランダの防水工事はウレタン防水をします。ウレタン防水も伸縮性があるのでしっかりと防水することができます。 ブログ一覧へ 関連記事をチェックする