谷部の銅板は瓦の下にあるため、最初に周辺の瓦を撤去します。昔の瓦は葺き土で固定されているので、たくさんの固まった土を撤去しなくてはいけません。
銅板には穴が空いていました。銅板は強いですが、経年劣化すると錆びも出るし穴も空いてしまいます。銅が青っぽくなるのは錆です。谷部は水が流れる通り道なので、劣化しやすく、穴が空いてしまったら雨漏りしやすいです。谷部は屋根の点検でも見えにくい箇所ですが、見えている部分で全体の劣化具合を判断して交換するか決めるそうです。
銅板は釘で何か所も固定されていて撤去に時間がかかりましたがようやく取れました。裏返すと・・ピカピカに光っていました!裏と表で全然違う!同じ銅板とは思えない程です。本来の銅が裏のような赤褐色でピカピカ光っているんです。10円玉と同じですもんね。裏返したとたんに撤去がもったいなく感じました(笑)
新しく交換する谷板金は、銅板ではなくステンレス鋼です。ステンレス製なので錆びにくく強いです。