徹底的な洗浄がポイント!モニエル瓦の塗装工事
- 雨漏り対策
こんにちは!
今日は、昨日養生について投稿した総社市久代のT様邸の屋根の塗装工事についてです!
T様邸で使われている瓦はモニエル瓦といいます。
瓦にもたくさん種類があるのですが特にモニエル瓦は塗装屋泣かせといわれています。
なぜかというと、モニエル瓦は着色スラリーという塗料でコーティングしているため、
その上から塗装をするとすぐに剥がれてしまうからです。
以前までは、モニエル瓦は塗装が出来ない瓦とも言われていました。
しかし、現在は適切な処理とモニエル瓦専用の塗料を使用することで、
モニエル瓦の塗装を実現する事が出来るようになりました!
モニエル瓦を塗装する際の、適切な処理とは屋根をしっかり洗浄することです。
それでは、モニエル瓦の洗浄過程をご紹介いたします!
↑洗浄前の屋根の写真です↑
何も手を加えていないので無機質な表面をしています。
それでは、洗浄開始です!
まず初めに、高圧洗浄機を使って藻、カビ、汚れ、スラリー層(モニエル瓦に使用する塗料の層)などを落とします!
この際、汚れた水が近隣へ飛散しないように職人さんは細心の注意をはかり作業していきます。
高圧洗浄作業が終わると、
高圧洗浄機で落としきれなっかた汚れを手作業で取り除いていきます。
ですが、どれだけ手作業で洗浄をしたとしてもスラリー層を完全に落としきることは難しいのが実情です。
しかし、ここで手を抜いてしまっては塗装をしてもすぐ剥がれてしまうので、
職人さんは、いつも入念に洗浄作業を行っています。
今回も、入念に洗浄作業をさせていただきました!
(↓洗浄後↓)
一枚目の無機質な表面からだいぶ汚れも落ちて綺麗になりました!
ここから塗装を始めていきます!
モニエル瓦の場合下塗りを2回、上塗りを2回必要とします。
↓こちらは下塗りを終えたところです!↓
職人さんが
「ここをしっかりしないと仕上がりが全然違うんだよ!」
と仰っており職人さんのこだわりを感じました!
ここで少し話が変わって
実はモニエル瓦には形状のよく似たセメント瓦という瓦があります。
モニエル瓦もセメント瓦の一種なのですがスラリー層という膜でコーティングされているためセメント瓦と同じ塗料は使用できないので注意が必要です。
モニエル瓦とセメント瓦を見分ける方法は一つです!
それは、モニエル瓦の小口の切り口は凸凹しており、
セメント瓦の小口の切り口はツルツルしています!
↓モニエル瓦↓
↓セメント瓦↓
こうして比べてみると形状は同じでも切り口は全然違いますね!
それでは、またT様邸の屋根塗装が完成いたしましたら投稿させていただきます!
完成が楽しみです!